テープスは、ECに特化したノーコードツール「TēPs(テープス)」において、「Yahoo!ショッピング」の注文ステータスを更新する機能をリリースしたことを発表した。
TēPsは、EC事業でよく使われるさまざまなツールと接続し、自社独自の業務を担当者自身が自動化できるサービス。今回のリリースにより、決済ステータスや出荷ステータスなどを条件にYahoo!ショッピングの注文を検索し、注文ステータスを自動で更新できるようになった。たとえば、入金済みで出荷が完了している注文のステータスを「完了」に変更したり、未入金のまま一定期間が経過した注文のステータスを「キャンセル」にするといったことが可能となる。
Yahoo!ショッピングでは、出荷が完了した注文に対して以下の処理を必ず行う必要がある。
- 出荷が完了した注文に「配送業者」や「配送伝票番号」などの配送情報を入力し、出荷ステータスを「出荷済み」に更新する。購入者に出荷通知メールが自動送信される。
- 出荷ステータスが「出荷済み」かつ入金済みの注文のステータスを「完了」に更新する。クレジットカード決済の売上が確定する。
すべての注文に対してこれらの作業が必要なため、注文の数が増えるほど事業者の負担は大きくなる。また、手動で処理している場合は、入力する情報や入力先を間違えたり、ステータスを更新し忘れたりなどのヒューマンエラーが発生するリスクもある。
同ツールでは、前回リリースした機能(Yahoo!ショッピング注文の配送情報を更新する機能)により上記の①の作業が自動化可能になり、今回のリリースによって②の作業の自動化が実現。これにより、出荷後の注文に必要な処理の大部分を自動化し、担当者の工数・負担の軽減と、ヒューマンエラー発生リスクの抑制が可能となった。