Brazeは、サザビーリーグの社内カンパニーであるサザビーリーグ エーアンドエスカンパニー(以下、エーアンドエス)が、OMO戦略の推進と包括的なカスタマーエンゲージメントの向上を目的に、Brazeを採用したことを発表した。
2022年に創業50周年を迎えるサザビーリーグは、アパレルから飲食まで幅広く事業を展開している。
エーアンドエスカンパニーは、agete、NOJESS、BELLESIORAなどの個性豊かなジュエリーブランドを国内外で展開し、1990年のデビュー以来、「自由な発想で新しいモノ・コトを創造する」ことを大切に、ブランドの世界観を表現している。コロナ禍における外出機会の減少にともない消費者の購買意識が変化する一方、エーアンドエスでは、実店舗を持つ強みに加え、商品だけではなく、店舗空間や販売促進なども含めた細部にわたり、そのブランドらしさを表現してきたことで、リピート客やユーザー数も継続的に需要を伸ばしている。
世の中に数多くのブランドが存在するなか、消費者に対し、メディアやECサイト、店舗など各顧客接点で徹底的な顧客理解と統合されたコミュニケーションとチャネルをまたいだ一貫性のあるコミュニケーションがより重要視されている。
これまでサザビーリーグでは、40以上のブランドごとに、それぞれECサイトや店舗を運営し、ブランドごとに顧客理解とコミュニケーションを実施してきた。そのため、メール、ウェブブラウザ内メッセージなどのチャネルにかかるユーザーデータ分析などに負荷がかかっていた。加えて、顧客のステータスに応じた最適なコンテンツの提供とコミュニケーションタイミングの最適化がビジネス上の課題だった。
今回、エーアンドエスはBrazeを採用したことで、オンラインとオフラインの境にこだわらず、ブランド独自の世界観を根幹に商品、店舗、スタッフが一体となり、消費者へ提供したいと考える「顧客体験」をECや店舗の相互送客をつなげて提供でき、強固なカスタマーエンゲージメント基盤の構築を実現させる考え。