PayPay株式会社は、運転免許証のICチップを利用した本人確認の手続きを開始した。Android版から先行して提供し、iOS版でも近日中に開始予定だという。こちらの手続きを実施することで、法律で定められている本人確認をスムーズに完了させることができる。
現在発行されている運転免許証には、氏名、住所、顔写真などといった個人情報が入力されたICチップが搭載されている。運転免許証の写真撮影を利用した本人確認の手続きと比較し、本人確認書類の偽造や他人によるなりすまし申請、データの改ざんといった不正を防止し、スムーズに本人確認を行うことができる(提出された本人確認情報は法律で定められた範囲内でのみ利用)。
同社では、銀行口座への出金やPayPayユーザー間での送金、受け取りが可能なPayPay残高であるPayPayマネーを利用する際に、安全安心かつ快適な利用環境を構築するために、オンライン上で完結する本人確認を実施している。2021年11月からは、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認の手続きも利用できるようになった。
今回、新たに運転免許証のICチップを利用した本人確認が導入されることで、運転免許証を利用した本人確認手続きの際は、「運転免許証のICチップの読み取り」と「セルフィー撮影」で手続きが完了。従来の運転免許証を利用した本人確認の手続きと比べて、「個人情報の入力や本人確認書類の撮影が不要になる」や「審査時間が短縮される」など、より簡易かつスピーディーに本人確認を完了することが可能となりPayPayユーザーの利便性向上を目指す。