フィードフォースが提供する、Shopify(ショッピファイ)-スマレジ間のオムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」は、「今利用しているポイントプログラムを乗り換えて店舗・ECでの共通ポイントプログラムを作りたい」という事業者の要望に対応し、外部ポイントアプリからの容易な乗り換え支援機能や会員連携ロジック見直しによる安価なサービス利用開始を実現する機能を公開した。
Omni Hubでは、2021年10月には店舗とECでのポイントプログラムを共通化する「ポイント管理機能」を公開している。
そのなかで、
- 「ほかのポイントシステムを使っているが、Omni Hubポイント管理機能へ乗り換えたい」
- 「ポイントの引き継ぎで会員数が増大し、Omni Hubの利用料金が高くなることは避けたい」
という相反する要望を受けていた。
そこで同アプリには、次の機能をリリースした。
Shopify→スマレジでの会員情報連携ロジックの見直し
従来、Shopifyとスマレジの間での会員情報は「Shopifyに存在するすべての顧客」を連携していた。この場合、ゲスト購入した顧客や休眠会員など、さまざまな顧客情報がスマレジに連携されるため、連携する会員数が大きくなり、同アプリの従量課金が発生していた。
今回、「Shopify上でOmni Hubが連携すべき顧客のみスマレジに連携する」ように見直しを行った。これによって、連携する会員数を減らし、同アプリの従量課金も増加しづらいかたちとした。
外部ポイントアプリから同アプリのポイント管理機能へポイント残高を引き継ぎ
「ほかのポイントアプリでポイント管理していたが、Omni Hubのポイント管理機能を利用して店舗とECのポイントを一元化したい」という要望に応え、外部ポイントアプリからのポイント引き継ぎを行う機能の提供を開始した。
- Shopify内のポイントアプリから引き継ぐ
- Shopify以外のコマースシステムからShopifyへ乗り換え、ポイントも引き継ぐ
- スマレジ内で発行していたポイントから引き継ぐ
など、事業者の状況に合わせてポイントの移行が可能。
そのほかに行われたアップデート
そのほか、Omni Hubでは以下のようなアップデートを行った。
- オンラインストアの会員バーコードの表示がより鮮明に
- ポイントに有効期限を設定できるように
- 事業者が各顧客のポイント残高を手動で変更できるように
- スマレジで社員販売を行った場合も適切な売上がShopifyに連携されるように
今後について
今後同アプリでは、店舗・ECのオムニチャネル化・OMOに貢献する次の機能の追加を予定しているとのこと。
- ポイント管理機能に関する機能強化
- 会員証をApple WalletやGoogle Pay上に表示できるようにする機能
- 店舗購入時にレシートから会員登録・ポイント付与できる機能
- クロスユース分析、店舗別会員証提示率などのレポート機能
- オムニチャネルで共通のクーポン管理機能
- 実店舗での接客で利用可能なEC購買状況連携機能
- EC購入、店舗店舗受け取り(BOPIS)サポート機能
- 在庫や商品、すべての売上の一元管理機能