True Data(トゥルーデータ)は、2022年1月17日(月)、ニールセンIQ社の小売業向けAI販促パーソナライゼーションプラットフォーム 「RelevanC(レレバンシー)」の提供を開始する。
さまざまなグローバル企業との協業によってクライアントにとって付加価値の高いデータ活用推進を目指すTrue Dataは、マーケティングデータインテリジェンス企業であるニールセンIQ社との戦略提携を締結し、ニールセンIQ社が提供するグローバルソリューションの日本市場での展開を進めている。
第1弾として2021年9月16日(木)に提供を開始した、小売業向けAIによる需要予測型在庫最適化ソリューション「SDR-IO(エス ディ アール・アイ オー)」に続き、小売業の販促活動をAIでパーソナライズするソリューション「RelevanC」を提供することで、小売業の収益性向上と業務効率化を多面的に支援する。
AI販促パーソナライゼーションプラットフォーム「RelevanC」について
RelevanCのプラットフォームを使って、サプライヤー(メーカー、卸)がクーポン企画を入力し、小売業はそれを実施したい場合に承認・設定をするだけで、AIパーソナライゼーションエンジンが自動的に最適なクーポンを会員顧客に割り付ける。小売業の自社ID-POSデータと連携することで、クーポン配布による売上結果が自動集計されるため、容易に効果検証が可能となる。クーポンを配布した人としなかった人の売上の違いを検証する「A/Bテスト」を実施したい場合も、実施可否を選択するだけで手軽に実行することができる。
同プラットフォームは、主にGMS、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニエンスストアなどの食品・日用品小売業の販促活動をAIでパーソナライズし、顧客エンゲージメントを向上させることで、来店頻度の向上や顧客単価の向上に貢献する。さらに、小売業は、サプライヤーからのプラットフォーム利用料収入が期待できるため、収益の幅を広げることができるとのこと。
「RelevanC」の特徴
同プラットフォームのパーソナライゼーションは、販促の目的や購買履歴、販促の反応度をもとに、行動を促しそうなクーポンをAIが選定し、効果の高そうな会員顧客に絞って届ける。これにより、顧客側は関係のないクーポンを大量に受け取るわずらわしさから解放され、企業側は配布数を最小化でき、必要のない販促費を削減することができる。
AIパーソナライゼーションでのターゲティングイメージ
類似行動する顧客をAIが発見し、興味を引きそうなクーポンのみ割り付ける
A/Bテスト結果の画面イメージ
クーポン配布による売り上げ効果がひと目で把握できる。