道頓堀ナイトカルチャー創造協議会は、大阪・関西万博が開催される2025年に向けて、顔認証技術やXRなどのテクノロジーを活用し、道頓堀の観光DXを目指した実証実験に取り組むと11月26日に発表。
同協議会は、道頓堀商店会、JTBおよび大阪観光局が発起人となり2019年11月に設立。同取り組みの第1弾として、パナソニックおよびパナソニック システムソリューションズ ジャパンと連携して道頓堀商店街での回遊促進を図る実証実験を、12月7日から12月26日に実施する。
同実証実験では、顔認証を活用したAR・VRコンテンツなどの提供で道頓堀の魅力を伝達。商店街の複数の店舗で顔認証決済時の特典提供や、スタンプラリー形式で景品があたる抽選イベントを実施しながら、エリア全体の回遊性向上と非接触サービスによる安全性・利便性の高い観光体験を提供する。道頓堀ナイトカルチャー創造協議会は、顔認証決済の導入により「手ぶら観光サービス」という新たな観光モデルの構築を目指す。
同協議会は今後、「道頓堀XRパーク」として、道頓堀のエリア各所にXRのデジタルコンテンツの仕掛けを導入。来訪者しか体験できない、リアルとバーチャルが融合した新たなエンターテインメント体験や情報発信を2022年3月に展開する予定。