アウトドアウェブメディア「hinata」を運営するvivitは、中古キャンプ・登山用品の買取・販売サービス「hinataリユース」を本格的に開始したと11月11日に発表。
同メディアは、コロナ禍でキャンプ用品の買い替え需要が高まる中、消費者のサステナビリティに関する関心が拡大したことで、中古品の売買が活発化したと考察。また、スマートフォンアプリでの個人間取引が一般化しているものの、テントのような大型で汚れやすいアイテムは、持ち込み買取の需要が高いと考えたことからリユース事業への本格参入を決定した。
同メディアでは2020年2月から、関東圏のアウトドア・スポーツ店「スーパースポーツゼビオ」やアウトドア専門店「エルブレス」とリユース事業で協力。各店舗に特設ブースを設け、キャンプ・登山用品の買取イベントを試験的に開催してきた。
同イベントでは、hinataのスタッフが会場となる店舗に赴き、来場者が持ち込んだキャンプ・登山用品をその場で査定。全国のゼビオグループで使えるクーポンと交換する仕組みとなっている。hinataは同イベントの好評を受け、2021年10月からは横浜市や調布市などで常設ブースの設置も開始した。
同イベントにおける買取人数および点数は、定期的な開催が開始された2020年9月から上昇基調となっており、2021年10月には前年同月の約6倍に成長。hinataは、定着のきざしが見えるキャンプ人気を追い風に、持ち込み買取の需要は引き続き高まると考えている。