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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

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ECzine Day 2022 August

2022年8月30日(火)10:00~16:10

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季刊ECzine

2022年春号(vol.20)
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インバウンドビジネス最前線

NFTで注目!海外売上比率6割超えのグローバルアートマーケットプレイス 「TRiCERA ART」


 世界中のアート作品を世界中の人々に販売するグローバルアートマーケットプレイス 「TRiCERA ART」。参加アーティスト80ケ国以上、約2,400人、出品作品数は1万7,000点以上。「創造力に国境はない」はないという理念の元、グローバルにビジネスを展開する株式会社TRiCERAの代表取締役・井口泰さんにアートEC事情についてお話を伺いました。

グローバルのアート市場は約7兆円。日本市場ではなく世界が主戦場!

ーーアートマーケットプレイスを始めるにあたって、アーティストからスムーズに作品を出品していただけましたか?

井口  「TRiCERA ART」を始める時点での登録アーティストはゼロ。「登録してください」とアーティストさんを口説くことからスタートしました。とにかく「自分の想い」と「ビジョン」を伝えるため、1人ひとりにアポイントを取り、ほぼ9割は自宅までお伺いさせてもらい、お話しを聞いていただきました。岐阜の山奥にいらっしゃる70歳くらいの陶芸作家さんのところにお伺いした際には、山奥の舗装されてない道を車で走っていたら、ベコっと車を傷付けてしまい……。無事、その作家さんも出品していただけたのでよかったです。

 2019年3月にサイトをローンチしました。最初の1年間は日本のアーティストさんを説得し、その後、海外のアーティストさんにお声がけを始めました。

株式会社TRiCERA 代表取締役 井口泰さん
株式会社TRiCERA 代表取締役 井口泰さん

ーーそもそもアートの市場規模はどのくらいなんでしょう。

井口 グローバルのアート市場は、7兆円弱とめちゃくちゃ大きいんです。にもかかわらず、日本のアート市場はおよそ約3,000億円です。生きているアーティストに限定すると推定300億円。世界規模で考えると、日本のマーケットはかなり小さいです。たとえば、海外の先進国で「生きている作家で知っている人は?」と聞くと、すぐ出てきますが、日本人はほとんど出てこないと思います。日本人はアートというといまだに、ピカソやシャガールが好きだと言いますよね。

ーーなぜ日本ではアートが広がらなかったんでしょうか。

井口 一般的にアートはコマーシャルと紐づき大きくなっていくものです。日本はその結びつきがうまくいかず、スケールできなかったのでしょう。世界最大のギャラリーは年間1,000億円ぐらい売り上げていて、著名なサザビーズ、クリスティーズ両方のオークションが7,000億円の規模なんです。日本のアート分野は約30億円を超えるギャラリーがないと言われています。つまり、業界のリーダーが不在なんです。学術的側面やプレイヤーのリーダーはいますが、コマーシャルのほうで引っ張っていく企業がないんです。

 これはあくまで私の持論ですが、アートが広がらなかった理由のひとつとして、日本の住居環境が大きく影響していると思っています。第二次世界大戦以前はアートは盛んだったそうで、当時の家の間取りを考えてみると理由がわかります。床の間には掛け軸、広い玄関には壺を飾ったりしていました。いわゆるアートですよね。

 それが第二次世界大戦後、高度成長期に団地などができ、家が合理化されたことで、客間がなくなり玄関も狭くなりました。また、昔は家で寄合みたいなものがよく開かれていましたが、近所付き合いもなくなり、家に人が来なくなった。結果として、アートで飾る必要がなくなったんじゃないでしょうか。一方で、子どもが自分の部屋を持つようになり、好きなアニメや漫画のキャラクターの物を飾るようになり、サブカル文化が成長して行きました。日本はアートの代わりにサブカル文化が発展したと考えられます。

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この記事の著者

浦澤 修(ウラサワ オサム)

ライター・編集/株式会社オージャパン 代表取締役 浦澤修

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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