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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

ECホットトピックス

Shopifyを日本上陸当初から活用しビジネス拡大 BODYBOSSに聞くShopifyアプリ活用術

 2018年、Shopifyが今ほど注目を集めるよりも前に導入を開始し、多数のShopifyアプリを活用しながら売上を伸ばし続けるブランドがある。その名は「BODYBOSS」。「いつでもどこでも運動ができる環境を提供する」という理念を基に、フィットネス製品のみならずさまざまなサービス提供を行う同ブランドを運営する株式会社Grow CEOの齋藤浩喜さんに、ブランド成長のためのShopify活用法とおすすめのShopifyアプリを聞いた。

やりたいことがすぐ実現できるECサービスを求め、出合ったShopify

――まず、BODYBOSSを日本に輸入しようと考えたきっかけを教えてください。

齋藤(BODYBOSS) BODYBOSSは、父親のDennisが抱えていた「出張先でトレーニングができない」と言う悩みを息子のRossが解決するため、2015年に生まれた製品です。同年に「BODYBOSS1.0」が生まれ、2017年に折り畳みできるポータブルな「BODYBOSS2.0」が誕生しています。

 この製品はアメリカでは「持ち運べるジム」として需要が高まっていましたが、日本では持ち運ぶ需要ではなく、狭い住環境の中でも手軽に使えるトレーニング器具としてブレイクするのではないかと考えました。日本人は多忙な人が多く、当社でアンケートを取っても普段運動をしない人の理由のほとんどが「忙しいから」というものです。自宅にコンパクトで全身がトレーニングできる器具があれば、いつでもどこでもトレーニングを行うことができると考え、取扱を決めました。

株式会社Grow CEO 齋藤浩喜さん

――BODYBOSSのサイトは、開設当初からShopifyで制作していたのでしょうか。

齋藤 2018年のBODYBOSSの一般販売用サイト立ち上げ当初から、Shopifyを活用しています。当社では、BODYBOSS以外の製品も扱っており、これまでにさまざまなECシステムを利用してきました。それぞれ良い点ももちろんあるのですが、売上規模が大きくなるにつれ、お金をかけた追加開発が必要になったり、迅速な機能追加が難しかったりと、スピード感を重視し次々とPDCAを回したい自分たちの需要と合わない部分も出てしまっていました。やりたいことがすぐに実現できるECシステムを常に探している状況で、海外の多くのメーカーがShopifyを使っているという情報を耳にしたのです。

 最初は「面白そう」という興味半分で検討し始めたところもありましたが、1~2日触ってみたところで「これは日本で本格的に普及し始めたらすごいことが起きるぞ」と感じ、すぐに導入を決めました。当時は、Shopifyの日本法人が設立されたばかりの頃で、日本語対応もまだしておらず、決済手段もコンビニ決済のような日本特有のものには対応していない状況でした。しかしニュースなどでShopifyの日本進出への意気込みを見て「必ずメジャーになる」と確信し、先んじて動くことを決めました。自社で扱っている他製品のサイトも、今はすべてShopifyで制作しています。

――実際にShopifyを活用し始めてからの感想を教えてください。

齋藤 当社がShopify活用を決めた理由は4つあります。管理画面の操作性や費用感(月額利用料、販売手数料、キャッシュフローの良さ)、デザインの自由度、機能性などを比較した際に一番総合力が高く感じられたのがShopifyでした。管理画面については、トライアルの際に実際に触れてみましたが、使ったことがなくても直感的に使い方を理解できる良い意味でのシンプルさがありましたね。

 また、これは実際に運用してみて得られた副産物的なところもありますが、サーバーが非常に強く、BODYBOSSはこれまで一度もサーバー落ちしたことがありません。たとえば、地上波のテレビ番組で取り上げられた際に、サーバーが落ちてしまうと事業者側としてはかなり切ない気持ちになりますし、機会損失にもなってしまいますが、Shopifyではこうしたことが起きる可能性がほぼないと言って良いと思います。こうした点は非常に魅力的と言えるのではないでしょうか。

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この記事の著者

ECzine編集部 木原 静香(キハラシズカ)

ECに関する情報を、さまざまな切り口からお届けできればと思います。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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