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北陸の逸品を広く発信したい 地域金融機関がECモール「COREZO」を設立したワケ

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2020/07/01 07:00

 自然に恵まれ、古くから伝統や文化が根づく北陸から「その土地ならでは」な逸品を広めたいと、2019年5月にECモール「COREZO」を立ち上げた北國マネジメント。同社は、地域金融機関である北國銀行のグループ企業です。なぜ銀行のグループ企業がECモールを立ち上げることになったのか、COREZOを起点に発信したい想いについて、運営を担当する園悟志さん、中谷彩瑛さんに話を聞きました。

地方企業のEC進出を支援 古くからの関係性を活かしたサポートを売りに

――なぜ、地域金融機関のグループ会社である北國マネジメントがECモール「COREZO」を開設するに至ったのか、経緯を教えてください。

 北國銀行では、古くから多くの地元の事業者と付き合いがあり、皆さんから販路の拡大をしようと大手ECモールに出店しても、利益を出すのがなかなか難しいという声を従前から聞いていました。そこで、月額固定費のみで運営できる、事業者が赤字にならないモールを設立しようと思ったのがきっかけです。

 そもそも、地方の事業者は高齢化も進み、ウェブに対するリテラシーもそこまで高くないのが現状で、こうした方々が大手モールに出店できるかと言うと、困難を極めます。しかし、これから販路を拡大し売上を上げるためには、ECの活用は必要不可欠です。そこで、銀行がもともと持つ営業網やリレーションを活用し、ECへの進出を支援する。手厚いサポートを提供することで、大手モールとの差別化ができればと考えています。

タイトル

――新規出店者の開拓や、出店者とのやりとりはどのような体制で行っているのでしょうか。

 事業者への周知は、同行の行員が営業時にサービスのひとつとして紹介しています。興味を持つ事業者がいた際は行員からつないでもらい、サービスの詳細説明や申込手続などCOREZOに直接関連する業務は、北國マネジメントが行うといったフローです。

 同行は、従前から土地を探している人と土地を売りたい人をマッチングしたり、取引先のA社とB社をつなぎ新たなビジネスを創出したりといったことを得意としています。COREZOを立ち上げることで、地域の人と地域外の人をつなぐこともできるようになり、より可能性が広がったと思っています。

――COREZOをオープンするにあたり、苦労した点があれば教えてください。

 私自身、北國銀行から出向しており、これまでは銀行業務のみに携わっていた人間です。EC運営に関しては右も左もわからず、誰に何を頼んだら良いのかもわからない状況から始まりました。正直、今やっていることも正しいのかはわかりません。試行錯誤しながら取り組んでいますね。

――運用は何人で行っているのでしょうか?

 北國銀行から出向した者と、北國マネジメントにもともと所属している者と合わせて8名で行っています。モール型のECサイトなので、商品の登録作業から出店者の方にお願いしたいところですが、先述した通りウェブに慣れておらず、当社側で請け負っているケースも多々あります。本来であれば登録作業にも費用をいただくところですが、出店者を増やしたい意図もあり、7月までは無料で行っています。

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