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デザインユニットが手掛けるお茶専門店 煎茶堂東京がサブスクで伝える「ブランド体験」とは

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 今回のおしゃれEC通信は、「煎茶堂東京」「東京茶寮」などを運営する株式会社LUCY ALTER DESIGNの青柳さん、谷本さんにお話を聞きました。

デザインを使って何ができるか ウェブの世界からリアルへの挑戦

(写真右)LUCY ALTER DESIGN 代表取締役兼クリエイティブディレクター 青栁智士さん
1979年神奈川県生まれ。2002年武蔵野美術大学卒業。VOYAGE GROUP取締役を経て、LUCY ALTER DESIGNを設立

(写真左)LUCY ALTER DESIGN 取締役兼クリエイティブディレクター 谷本幹人さん
1990年神奈川県生まれ。2013年慶應大学法学部卒業。VOYAGE GROUPで新規事業開発室室長を経て、LUCY ALTER DESIGNを設立

金子(ヤプリ) 最初に、LUCY ALTER DESIGNについて教えてください。

青柳(LUCY ALTER DESIGN) LUCY ALTER DESIGNは、私、青栁智士と谷本幹人のデザインユニットとして立ち上げた会社になります。デザイン会社としてクライアントワークを行っていますが、クライアントワークはどうしても、クライアントの課題をデザイン的アプローチで解決することが担当領域です。それとは別に、デザイナーとして社会課題や経営的な課題をいち早く発見し、仮説検証からプロダクトアウトするところまで自社でサービス展開も行っており、そこから生まれたのが「東京茶寮」や「煎茶堂東京」になります。あともうひとつ、先日リリースも出しましたが、オフィスカフェ導入支援サービス「Garden」を展開しています。

金子 なぜ起業されたんですか?

青柳 もともと私も谷本もVOYAGE GROUPで働いていて、私は人事やスタートアップへの投資を担当する役員をしていました。新卒で入社した谷本と、在籍中は一緒の部署で働いたことはありませんでしたが、内定者の中でも谷本は秀でていましたね。

谷本(LUCY ALTER DESIGN) 私はデザイナーになるつもりもなくて、大学も普通の学校を卒業しています。デザインに関しては、独学で勉強をしていました。

青柳 デザインって、あくまでも伝える手段のひとつだと思うんです。デザインという手段を使って何ができるのか、プロダクトを伝える手段としてどういうアプローチが可能なのか、そういう話を食事をしながらしていましたね。その後、さまざまな縁が重なって、一緒に起業することになりました。

金子 おふたりの役割分担はありますか?

青柳 いえ、明確にはありません。細かな意思決定は個々で行っていますが、経営の部分もふたりで決めています。デザインに関してもディスカッションするし、お互いのエッセンスを取り入れるようにしています。

金子 店舗や商品を作ったり、アナログ的なアウトプットが多いように感じますが。

青柳 純粋にデザイン会社として起業したかったので、極力ウェブ業界出身という肩書きを出しませんでした。それを伝えることで、変な先入観が生まれるのが嫌で。しっかりとデザイン会社として、自分たちが通用するのか試したかったんです。

東京茶寮をオープンしたときも、今後飲食店だけでずっと続けていくつもりはありませんでした。内装、空間、プロダクト、サービスのすべてを、なるべくコンテクストが排除された状態でフェアに評価いただき、支持を得ることで自信が持てるのではないかと思いました。

東京・三軒茶屋の「東京茶寮」

谷本 東京茶寮をオープンした当時(2017年)は、まだウェブ業界の人がリアルのビジネスに挑戦すること自体が少なかったと思います。ウェブで完結するビジネスが多い中、ウェブの世界から1歩踏み出してリアルのところもできるようになると、ビジネスがもっと良くなるのではないかという仮説は持っていました。

「飲食店」という価値がすでに立証されているものに対して、「ウェブのアプローチを注入することで新しいスキームや運営方法がある」とチャレンジしてみたい気持ちがありましたね。

青柳 私たちの中で、時代の揺り戻しがあるという仮説はありました。インターネットがある意味臨界点に達して、より機能性ではないところに向かうんじゃないかと思っていました。ネットを使って、より便利に買い物できるのがECの最たるメリットで、私たちはそれを否定するつもりもありません。ネットが当たり前になった世界で、リアルな情緒性をECで表現するにはECも店舗も両方運用してみないとわからないと思ったんです。リアルのほうが人の採用や育成、マネジメント、オペレーションを含めても難易度が高いと考え、リアルのほうから手を付けました。

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