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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

編集部インタビュー

オムニチャネル、EC専業への影響はポジティブ サバウェイ中井社長インタビュー


EC業界の盛り上がりを受け、複数モールで多店舗展開を行うネットショップはどう動いているのだろうか。本店サイト用カートと一元管理するサービスを提供するサバウェイの中井社長にお話をうかがった。

サバウェイ中井社長に聞く!多店舗展開ショップの最新動向

――最近、「サバスタ」等御社のサービスをお使いのショップさんの動向は?

 「モールにシフトしている店舗さんもあれば、本店サイトに注力している店舗さんもあります。これまでは、どれだけ本店サイトに寄せていけるかがポイントでしたが、多くの店舗さんの売上比率は、モールが7~8割で本店が1~2割といったところなので、モールファーストで動かれているところもあるのでしょう。

 本店サイトで稼いでいらっしゃるところは、リアル店舗でブランドが成立しているといった、ブランドがしっかり確立しているところが強いですね。そうではない店舗さんは、どうやって本店に集客していくかを、今まで以上に課題となってくるのではと感じています」

――モールシフトは、Yahoo!ショッピング無料化の影響でしょうか?

 「これは私の勝手な考えですけど、楽天さんがモール主体、AmazonさんがMD中心なのと比較すると、やはりヤフーさんはメディアだというところが、色が違っているのではないでしょうか。無料になってお客様や商品がどんどん入ってきていますが、同時に競争も激しくなってもいます。結局は、そのモールでどれだけ売れるかですよね。そういった意味では、自分の店舗にお客様を呼んでくる、販促ができる店舗さんがYahoo!ショッピングでは成長していくと思います」

株式会社SAVAWAY 代表取締役社長 中井健司さん

――楽天やYahoo!ショッピングなど複数のモールに出店して、稼ぐ方法とは?

 「1つはいかに効率よく業務ができるか。一元管理ツールを使って連携すると業務が効率化されて、それが売上に結びついてくるんですね。たとえば、楽天さんの物流と効率よくシステムがつながっていれば、スーパーセール等で集中的に売上が作れる環境が整う。もちろん、波動の上限はありますが、その上限をシステム化でどこまで上げていけるかが決め手となります。ここ2年くらい、モールさんがAPIのオープン化をされて、連携が効率よくできる環境になってきています。

 本店サイトでは、やはりリピートです。いかにお客様と継続してつき合っていけるか。そして、リピートしてくださるコアなお客様を増やしていく。本店サイトの取り組みは、モールでの取り組みとは異なってきます。一元管理ツールは全部本店サイトにつながるような仕組みになっていますが、その本店サイトを作る接客型のカートも提供しているのが当社の強みです」

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/731 2014/11/19 18:08

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