逸見さんもショップ訪問に同行 「さまざまな要望をぶつけてほしい」
MakeShop エンタープライズの提供にあたってGMOメイクショップが実践しているのが、「ショップ目線」での提案やサポートだ。従来のASPサービスでもそれは同様だが、カスタマイズの発生するMakeShop エンタープライズでは、各ショップとのリレーションシップがより重要となる。
最近は逸見さんも、オムニチャネルスーパーバイザーとして笹崎さんが統括する営業チームと一緒に各ショップを訪問する機会も増えている。
「今後はコンサルティング領域もさらに強化したいと考えています。MakeShopの領域に限らず、バックエンドの物流なども含めて事業全体としてどう取り組んでいけばよいのか。仕組みづくりだけでなく戦略のフェーズからサポートできるようにしていきたいですね。GMOメイクショップの営業やコンサルチームはお客様との信頼関係がしっかり築けていることがわかりましたので、そこまで踏み込んでいけると思っています」(逸見さん)
このようにGMOメイクショップは、営業面だけでなくコンサルティング力を伸ばすと同時に、システムエンジニアなどの開発メンバーによるサポートを充実させることで、多くの問い合わせに対応できる体制を築きあげた。
一方今後については、「標準メニューを増やしていき、できるだけコストをかけずに様々なシステムやサービスと連携していきたい」と話す笹崎さん。それを受け、逸見さんはこう補足する。
「フルスクラッチだと100% 要望通りのシステムができあがりますが、相当の時間と費用を要したり、出来あがった時点が最終形になってしまうこともあります。一方、MakeShopエンタープライズは、当初の要望の90%くらいまでを形にし、あとは運用で十分カバーすることができるため、期間と費用の面でも高いコストパフォーマンスが実現できるようになりました。また、ASPとカスタマイズの良さをかけ合わせたことで、さらに事業者様が上に上にと成長しやすくなっていると思います。ぜひさまざまな要望を、GMOメイクショップの営業にぶつけていただきたいですね」
最後に、逸見さんから導入検討中の事業者へ向けたメッセージをもらった。
「カスタマイズできるとなると、最初からあれこれ手を出したくなりがちです。今すぐにオムニチャネル対応が必要というわけではなければ、まずはASPサービスのMakeShopでスタートし、1年使ってみて足りない機能から順次カスタマイズで追加していくという方法もあります。もちろん、ECの規模を拡大したい、実店舗と連携してオムニチャネルを実現したいなど、それぞれのレベルに応じたカスタマイズも可能です。この間口の広さが強みでもあるので、もしどうすればよいか迷われたら、まず一度ご相談いただきたいと思います」