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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECホットトピックス

プラットフォームのオープン化、銀聯との連携……Origamiが描くキャッシュレスの未来とは

個人間送金、資産運用、与信の領域にも進出 
プラットフォームのオープン化「提携Pay」も発表

 また、3つの戦略のひとつ「グローバル」について、Origamiは銀聯国際(以下、銀聯)と資本業務提携することを発表。2019年度第一四半期には、アジア太平洋地域、北米、中東、アフリカなど24の国と地域の750万を超える店舗で、銀聯のQR決済のネットワークを利用したOrigami Payでの決済実現を目指す。

 これについて同社でインターナショナル/法務 ディレクターを務めるマックス マッキー氏は、「Origamiは日本のマーケットで挑戦することもまだまだたくさんありますが、海外にも今年から挑戦していきます。そしてOrigami Payを導入している加盟店さんが、より多くのアジアや海外のウォレットと連携してスムーズに決済できるようにしていきたい」と意気込みを語った。

株式会社 Origami インターナショナル / 法務ディレクター マックス マッキー氏
株式会社 Origami インターナショナル / 法務ディレクター マックス マッキー氏

 再び登壇した康井氏は、総額66.6億円の資金調達の実施や、リアル店舗でのみ提供していたOrigami Payの決済を、ECサイト上でも提供することを発表した。

 それ以外にも、個人間の送金を可能にする「Origami Wallet」、資産運用サービス「Origami Trade」、新たな与信の仕組み「Origami Credit」など、新しい領域にも挑戦していくことを表明。さらには、それらの仕組みをオープン化し、決済機能をパートナー企業のサービスに搭載できる「提携Pay」のリリースについても言及した。

 本サービスでは、Origamiの提供するSDK(Software Development Kit)をパートナー企業が自社アプリなどに組み込むことで、当該アプリなどのユーザーが、Origamiの加盟店ネットワークや多様な支払い手段を活用した決済を無料で活用することが可能になるという。

「いままで色々な加盟店のお力を借りながら積み上げてきたOrigami Payをはじめ、新たに提供を開始するWallet、Credit、Tradeなどをバラバラに持つのではなく、ひとつの大きなプラットフォームとして、提供していきたいと思っています。これをオープンな仕組みとして開放する。それが『提携pay』です」

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「Origamiだけの経済圏を作ろうとは思わない」 これからの5年でOrigamiが取り組みたいこと

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この記事の著者

ECzine編集部 中村 直香(ナカムラナオカ)

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