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ECホットトピックス

プラットフォームのオープン化、銀聯との連携……Origamiが描くキャッシュレスの未来とは

「Origamiだけの経済圏を作ろうとは思わない」
これからの5年でOrigamiが取り組みたいこと

 康井氏は続けて、今までの事業の振り返りや今後の展望、キャッシュレス化について見解を述べ、自身のセッションの結びとした。

「クレジットカードの歴史をたどってみると、様々な種類のクレジットカードが次々に登場してきました。このQRコード決済においても、◯◯ペイという決済サービスが、クレジットカードと同じ数だけ出てくるかもしれません。そうなった時に、Origamiだけの経済圏を作りたいとは思っていません。サービスを皆さんに開放することで、一緒になって日本のキャッシュレスを進めていきたいと強く思っています。

10年で新しい金融の仕組みを作りたいという思いで2012年にOrigamiを創業し、翌年にサービスをスタートしてから今年で5年が経ちました。山登りで言うと、ようやく1合めか2合めあたりではありますが、決済の基盤が少しずつできてきたと思っています。

これからはOrigami Payだけではなく、Origami WalletやOrigami Credit、Origami Tradeなど、新たな金融の分野にも挑戦していきます。グローバルにおいては、アジアはもちろん、アメリカにもこれから参入していければと考えていますし、国内では、コンビニや百貨店、大手のチェーン店だけではなく、色々な地域の皆様とキャッシュレス化を推進していけたらと思っています」

 その後、パートナー企業を代表し、信金中央金庫の須藤浩氏と銀聯国際のボミー・シェン氏が登場。Origamiとの提携について、それぞれ以下のように語った。

「地域社会での生活において、コンビニ、商店街、飲食店、病院、薬局など、あらゆる場所で決済は発生します。Origamiが描くこれからの決済に、信金のローカルネットワークを加えることで、より地域の活性化を進めることができるのではないかと考えています」(須藤氏)

信金中央金庫 専務理事 須藤浩氏
信金中央金庫 専務理事 須藤浩氏

「Origamiは今後銀聯にとって、日本およびグローバルマーケットでの重要提携パートナーとなっていくと考えていますので、いち早くOrigamiの加盟店で弊社のカード会員がモバイル決済を利用できるよう、実現を急いでいきたいと思っています。それと同時に、Origami Payのユーザーが銀聯のQRコード決済のネットワークを利用できるよう、急いで検討を進めていきます」(ボミー氏)

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この記事の著者

ECzine編集部 中村 直香(ナカムラナオカ)

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