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自分の好みだけで決められないギフト用の「花選び」をサポート インターネット花キューピットの接客とは

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2018/04/27 08:00

パーソナライズ化やAIスピーカーによる注文対応も実現したい

 インターネット花キューピットでは今後、どのようなウェブ接客を目指しているのだろうか。まず、酒井さんは「パーソナライズ化を早急に進めていきたい」と話す。

 「以前から社内で話は出ているのですが、ログイン直後から履歴に基づいて自動的に『このお花はいかがですか?』といった個別のご提案ができるようにしたいです。より『人』を感じられるサイトにするという意味でも、こうしたパーソナライズ化は不可欠だと考えています」

 そして、「ECの究極の使命として、お客様のニーズに合致するものを、できるだけファーストコンタクトで出せるようにしていきたい」という大橋さん。

 「イマドキ感のある具体例としては、AIスピーカーからの注文に対応することもそれに含まれるでしょう。いちいちECサイトに行かなくても、『○○の花を買いたい』とつぶやけば注文できるような環境が整ってきています。我々のシステムがそこにきちんと対応できれば、お客様にとってより良いサービスが実現できるはずです」

花をもっと親しみやすいものに 若い世代へのアプローチにも注力

 最後に、EC以外も含めた花キューピット全体としての今後の目標や取り組みについて話してもらった。

 「花は『誰かに贈るもの』というイメージがどうしても強く、実際にギフト用が大半を占めています。大きな目標としては、そこを変えて、もっと日常で自分のために花を飾ったり、気軽に花に親しめるような社会にしていきたいですね。それは、花キューピットとしてのいちばん大きな使命だと考えています」(酒井さん)

 「喫緊の課題として、若い人たちに花があまり受け入れられていない、実際に私たちのお客様でも若い世代がなかなか増えていないという現実があります。たしかに昔ながらの花を飾る文化が薄れつつあるのですが、65年の歴史を持つ花キューピットだからこそ提案できる新しい花の楽しみ・親しみ方があると思っています。それを幅広い世代の方に向けて伝えていきたいですね」(大橋さん)

 そうした取り組みの一環として、花キューピットでは20代の女性をメインターゲットとした新ブランド「プシュケ[PSYCHE&]」を2017年に立ち上げ、2018年4月より全国への配達をスタートした。また、冒頭で紹介した今年の母の日特集では、20代のメンバーが中心となって企画したポップな色使いのブーケなど、これまでのロングセラー商品とは一線を画すラインナップも展開している。

PSYCHE&では、メインターゲットとなる20代女性に向け、InstagramやLINEなどの施策にも力を入れている
PSYCHE&では、メインターゲットとなる20代女性に向け、Instagramなどの施策にも力を入れている

 「人」を感じられる接客のために最新のテクノロジーを活用し、65年の歴史を背景に花の新たな魅力を提案し続ける花キューピット。今後の展開にも注目したい。

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