ステップメール配信で重要なのは「起点をどこにするか」
――そんなユーザーだったおふたりがCuenote FCで重宝していた機能や、上手な活用法はありますか?
舘田 私はスピード制御機能をよく使っていました。Cuenote FCは、配信できるメールの通数を指定したり、配信速度を調整することが可能です。
前職でアフィリエイト系サイトのメール配信を行っていたのですが、一気にメールを送り、何十万もアクセスが重なるとサイトがパンクしかねないので、配信開始からサイトの監視にも数人充てていました。ですがこの機能を使ってスピードを落とした状態で配信を行えば、サイトへのアクセス殺到を避けることができるため、監視体制も厳しくなくなりました。
五十嵐 メールが届く時間を指定できる機能にはとても助けられました。CuenoteFCでは、この時間からこの時間だけにメールを配信してください、という設定ができるんです。逆に言うと、届いてほしくない時間を設定できるということです。
一時的なサーバーの混雑などでメールが1回で届けられないことがあり、そういった場合自動でシステムがリトライを試すので、18時に送ったものが21時に届いてしまう、ということもあります。そのメールの遅延がクレームに繋がる可能性もありますよね。
ですがCuenote FCだと、たとえば朝9時~18時以外はメールが届かないようにしてください、という設定ができる。それ以外の時間に届くメールは、自動で翌日に回るようにすることができるんです。
舘田 使い方でいうと、ステップメール配信もぜひ活用していただきたいですね。ステップメールは、購入日や初回コンタクトの日などを起点にして、顧客へメールを自動で配信できる仕組みです。
たとえばベビー用品を扱っているECサイトだと、オムツはずっと同じ銘柄のものを購入するという方もきっといらっしゃいますよね。大体2週間ほどでオムツを1パック使いきる人が多い、というデータが取れていれば、そのタイミングにあわせて購入を換気するというのも効果的です。
この場合だと購入日が基準になりますが、会員登録時にお子さんが生まれた日を登録してもらえば、生後5~6ヵ月を迎える頃に「そろそろ離乳食が始まる時期ですね。このような離乳食グッズがありますよ」というご案内を送ることもできます。起点をどこにするのかによって、案内できる商品の幅を広げることができると思います。