未来の小売はこう変わる!革新的な5ジャンルのサービス
「Retail 2020」は、「Awareness(認知)」「Consideration(検討)」「Engagement(エンゲージメント)」「Service(サービス)」「Post-purchase(購入後)」を切り口にいくつかのサービスを分類、同コーナーのスポンサーをあわせた29のブースで構成されていました。
Awareness(ブース:IL1~5)
Awarenessゾーンでは5つのサービスを紹介。「Mystor-E」ブースでは、タブレットに近づくと写真が撮られ、オススメ商品でコーディネートされた自分がタブレットに投影され、おもしろかったです。
- Glass-Media:店頭の窓ガラスのようなスペースに映像を投影。道行く人に目を留めてもらったり、商品の詳しい説明を行うのに利用できる。
- Mystor-E:AIの活用で、実店舗に来店した消費者に、パーソナライズされた商品レコメンドをタブレット等で行う。
- Provision:店頭に端末を置くことで、3Dホログラフィックで商品や広告を表示する。
- Satisfi:ウェブやSNS、スマートスピーカーなど、ユーザーが望むチャネルで、リアルタイムな会話をAIにより、自然な言語で実現する。
- Spacee:タッチスクリーン技術により、「Visual Retail」を提唱。3Dプリンタか、インクジェットのプラスチックレプリカで、シミュレーションした商品と同じサイズのものがその場で出来上がる「Simulated Reality」に人だかりができていた。
Consideration(ブース:IL6~12)
Considerationゾーンでは、実店舗でもデジタルを活用することで、楽しませつつ情報をたくさん与えるソリューションが多かった印象。一瞬でサービス内容がわかりやすい、revieveの「デジタルビューティーアドバイザー」に足を留める人が多かった。
- everthread:追加の写真撮影や加工なしに、さまざまな角度・活用シーンでの商品画像コンテンツを用意し、ユーザーが納得して購入できる後押しをする。
- FINDMINE:ディスプレイ、マジックミラー、アプリなどを活用し、実店舗でもユーザー周辺にある商品の、全体像を見せることができる。
- June20:実店舗でも、リッチなオンラインの、触覚的なグラフィックを動的に表示する。
- revieve:買い物客のセルフィーから、デジタルで美容アドバイスするサービス。ウェブはもちろん、SNS、Amazon EChoからもコミュニケーションできる。
- Slyce:ビジュアルサーチを提供。画像から似た商品を探したり、アイテムの写真から「黒」「レザー」「ジャケット」など検索のためのキーワードを自動で抽出する。
- Tangiblee:他のものと比較したり、家具であれば部屋に配置してみることで、商品のサイズをよりわかりやすく、視覚的に伝える。「THE BRIDGE」にも日本語で解説した記事があります。
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Volumental:AIと3Dスキャンにより、「靴」のパーソナライズを実現するソリューション。