ゴールドウイン、ニューバランスのオムニな動画活用とは
イベント「Mobile Marketing UPDATE」は、モバイルマーケティングをテーマに、筆者が所属するヤプリが主催したイベントです。筆者・金子は、全体の企画と、第二部のモデレーターを担当しました。
イベント第一部では、ザ・ノース・フェイスなどを展開するゴールドウインとニューバランスジャパンの2社をゲストにお招き。モデレーターを、UNDER ARMOURなどのブランドを展開するドームの阿部さんにお願いしました。ゴールドウインとニューバランスジャパンが実施する高度なブランディングと、売上を上げるためのマーケティングのバランスについて聞きました。
第二部は、ディノス・セシールと神戸レタスを運営するマキシムの2社をゲストにお招き。老舗通販と若年層からの支持を得るEC企業に、モバイルECの売上を伸ばし続けるポイントを尋ねました。
今回は、第一部の模様と所感をお届けします。
まず、ザ・ノース・フェイス、ニューバランス両ブランドの動画を紹介。ザ・ノース・フェイスは、人間工学に基づき設計され最新のテクノロジーで制作されたレインパンツの動画、ニューバランスは、ハンバーガーショップの店員からリオ・オリンピックファイナリストになった800mランナー、ボリス・ベリアンの動画でした。
どちらの動画も、2分強とそこまで長くはないものの、クオリティの高い、世界観の伝わるものでした。モデレーターで登壇いただいたドームのアンダーアーマーも、もちろんYouTubeチャンネルなどを開設して動画を提供しています。
ブランド企業にとって、ブランドイメージを伝えるために動画を活用するのは当然の施策になっていると感じました。実は筆者・金子も、ザ・ノース・フェイスの動画を見て、店舗へ足を運びシャツを購入しました。
以前、この連載で紹介したアパレルブランド「CITERA(シテラ)」(参考記事)にも共通しますが、1日の大部分を占めるデスクワークをいかに快適に過ごすのかは、そのために何を着るのかは、ビジネスパーソンにとって非常に重要な要素です。
ノースフェイスのシャツは二子玉川の店舗で購入しましたが、店員の方に、動画を見て買いに来た旨を伝えると、同様の理由で店舗に来店する人が多いとのことでした。オンラインの動画が、オフラインの店舗への来店促進にもなっています。ちなみに、筆者はこのシャツ3枚買いました(笑)。