デジタルガレージと、その子会社でデジタルビジネス総合支援を手掛けるDGビジネステクノロジーは、マーケティング業務の効率化と高度化を支援するハイブリッド型AIパッケージ「DG AI Drive」の提供を開始した。事業者は業務課題に応じてAIソリューションを選択できる。

第1弾として、AIが広告クリエイティブの自動生成・最適化を行う「広告運用自動化ソリューション」と、AI×クリエイターによる「ビジュアル制作サービス」の二つが展開される。
ハイブリッド型AIパッケージ「DG AI Drive」の概要
同パッケージは、広告制作や運用だけでなく、企画・分析・施策実行といったマーケティング業務全体においても、AI活用で省力化・スピードアップ・コスト最適化を図り、事業者のリソース不足やノウハウ不足を解消する。
広告運用自動化ソリューション
ブランドのデジタルコンテンツを資産として一元管理し、データ管理、分析・提案からクリエイティブ生成、配信・承認までの広告運用プロセスをAIが一括で最適化。広告クリエイティブのインサイト分析、多様なテンプレート作成、大量パターンの一括生成、動画制作、リサイズ、配信承認までを自動化する。AIは運用を重ねるごとに学習し、広告効果を最大化する。

ビジュアル制作サービス
AIの生成技術とデザイナーの表現力・監修を組み合わせることで、ブランドの世界観を保ちながら短納期で高品質な画像を制作。商品画像を素材として、AIでバリエーションを生成し、デザイナーが色調整やレタッチを行うことで、各種チャネルに最適化された画像を効率よく提供する。従来35時間かかっていた工程を最短2時間に短縮し、工数を最大94%削減できる。

なお、「広告運用自動化ソリューション」は、「Omneky(オムニキ)」を基盤とし、「ビジュアル制作サービス」は、「AI Creative One」を基盤として構築されている。
デジタルガレージグループは今後、「DG AI Drive」のサービスラインナップを拡充し、AIによる効果予測、リサーチ・分析など、マーケティング活動全体を支えるソリューションを順次追加していく。また、コマース領域を超えて幅広い企業のAI活用を支援するプラットフォームへ進化させ、企業のAI活用によるDXを後押しする考え。