BEENOSは、BEENOSグループが運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee」を利用する海外ユーザーを対象に「越境ECの利用意向に関する意識調査」を実施した。
越境ECを利用する理由は「自国で買えない」が最多
越境ECを利用する主な理由は「自国の店舗やECサイトで販売していないから」(81.2%)が最多となった。入手が困難という意味で似た理由となる「限定品だから」「廃盤品だから」「国内よりも安いから」といった回答も目立った。安心感を求めて「公式サイトで購入したい」というニーズも30%を超える結果となった。
半数近くが月1回以上越境ECを利用
越境ECの利用頻度について質問したところ、半数近い46.2%が「1か月に1回以上利用する」と回答した。「1週間に2回以上」と回答したヘビーユーザーも5.7%存在し、91.3%が1年に2回以上越境ECを利用していることがわかった。
1回あたりの購入金額は「5,000円~1万円未満」が最多
1回あたりの購入金額は「5,000円~1万円未満」が最多で29.6%だった。1万円以上購入している割合は60.2%だった。また、2024年は2023年に比べて利用頻度が「増えた」という回答が51.3%で過半数となり、越境ECの利用拡大がうかがえた。
最も人気なカテゴリーは「アニメなどのキャラクターグッズ」で57.3%
購入ジャンルは幅広く、中でも「アニメなどのキャラクターグッズ」が57.3%と最多となった。ほかにも「書籍・マンガなどの冊子」(48.3%)や「フィギュア・ぬいぐるみ」(46.3%)が続き、多彩な商品分野で需要が確認された。
日本の新商品の情報収集はSNSで取得
日本の新商品の情報は「YouTube」「Instagram」「X(旧Twitter)」「Facebook」といったSNSを通じて得ている人が多い傾向がある。特に上位3媒体は割合が40%を超えていた。SNSを活用した情報発信の重要性が浮き彫りとなった。
リピート理由は「公式商品」「新商品」「お気に入りのお店」
越境ECで同じ店舗からリピート購入した経験者は77.6%にのぼり、その理由として「公式商品が購入できるから」「新商品が発売されるから」「お気に入りのお店だから」といった回答が見られた。「気に入った商品のリピート購入だから」28.0%は、日用品など消費財のリピート購入と考えられる。一方でリピート購入をしない理由には「購入したい商品が毎回異なるから」が最多だった。
旅アト購入経験者は44.0%
旅行中に購入した商品を越境ECで再度購入した経験者は44.0%にのぼった。「自国で似たような商品を購入できないから」「商品を提供するブランドやショップの世界観のファンになったから」が主な理由として挙げられている。また「効能や味、香り、手触りなど、商品自体がとても気に入ったから」という商品そのものに愛着を持つ回答も39.9%となった。
旅アト消費を行わなかった理由では「現地購入で満足した」(37.0%)、「越境ECで購入できるかわからなかった」(23.5%)、「検索したが気に入った商品を見つけられなかった」(19.1%)という結果となった。
調査概要
- 実施時期:2024年11月19日~25日
- 回答対象者:アンケート開始日より1年以内にBuyeeでの商品購入があり、表示言語を「英語」「繁体字」「韓国語」に設定しているユーザー
- 回答者数:1,345名(内訳:表示言語が英語728名、繁体字454名、韓国語163名)
- 調査方法:オンラインアンケート