構想から6年 1年かけてアミノセルス製薬と二人三脚で商品開発
10代より芸能活動を始め、撮影などのため、屋外で過ごす機会が多かったMEGUMI氏。美容に目覚めたきっかけは、20代後半に顕著に現れた肌トラブルにあったという。
「肌荒れやシミ、ほうれい線ができるなど、一足先に老けたような感覚になり、『出掛けたくない』『人に会いたくない』と気持ちが落ち込んでしまいました。まるで自分の性格そのものが変わったように感じましたね。その時に友人・知人から『美容に力を入れれば変わるから』といわれ、1,000種類以上の美容法を試したのですが、相性の良いものは3日ぐらいやってみると本当に変わるんです。
最初は、毎日この肌と付き合っている自分にしかわからないレベルの変化でしたが、見た目が変わると『気になっていたあそこに行ってみよう』『新しいことに挑戦してみよう』と、元の自分の性格が戻ってきました。その体験をきっかけに、10年以上美容に取り組む中で得た情報や知恵を『商品』という形で出したい。年齢的にアンチエイジングも気になるこのタイミングで、ただきれいになるだけでなく『整える』という文脈からも提案したい。そう思っていたところでタイミングよく出会いもあり、『Aurelie.』を世に出すことができました。どこに出しても恥ずかしくない商品ができたと思っています」(MEGUMI氏)
MEGUMI氏とともに、Aurelie.の企画開発を手掛けたのは、イングリウッドグループのアミノセルス製薬だ。宅配食D2Cブランド「三ツ星ファーム」などの事業でイングリウッドが培ったナレッジを生かし、MEGUMI氏から挙げられた「植物」「保湿」「香り」といったキーワードを軸に、コンセプトの策定からOEM先の選定、サンプルを基にした意見交換など、商品化まで二人三脚で歩んできた。ローンチまでの経緯を、代表取締役の品川氏はこう振り返る。
「当社は、著名な方の名前をお借りして1回だけ売れるブランドを作るのではなく、MEGUMIさんのように継続的に働きかけ、ブランド運営をしたいという意思をおもちの方と手を組んでいきたいと考えていました。
Aurelie.は、MEGUMIさんの構想から6年、開発から販売開始までに約1年の年月をかけています。特に、成分とテクスチャーと香りのすべてを両立させながら、満足いくクオリティーを担保するのに苦労しました。テストのフェーズでは2週間に1回程度、サンプルができあがるたびにMEGUMIさんに実際に使ってもらい、チャットツールを使ってこまめにフィードバックをいただくなど、一緒にブランドを作り上げる上でかなり濃密なやり取りを行っています」(品川氏)