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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2023 Spring

2023年3月16日(木)10:00~16:10(予定)

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。 ※諸般の事情により、2023年春号(vol.24)をもって休刊となります。

季刊ECzine

2022年冬号(vol.23)
特集「Social merges with OMO~垣根なきコマースを実現する発想とテクノロジー~」

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ECホットトピックス

Shopify Unite参加者座談会 機能アップデートから見る、2023年のeコマースの行方とは

 2022年10月26日、27日(現地時間)にオーストラリア・メルボルンにて開催された「Shopify Unite」。すでに参加者の多くの人がSNSなどで情報発信を行っていますが、ECzineでは4名の参加者を集め、注目機能やそこから見える未来について聞く座談会を開催しました。2023年のShopify、そしてeコマースはどうなっていくのでしょうか? フラクタ 河野さん、コマースメディア 井澤さん、non-standard world 佐藤さん、リワイア 加藤さんに率直な疑問を投げかけてみました。

eコマース市場の成熟を感じたShopify Unite 注目の機能アップデートは?

──今回はお集まりいただきありがとうございます。まずは、3年ぶりに現地開催された「Shopify Unite」の感想をおうかがいできればと思います。

河野(フラクタ) Shopify Uniteの空気を現地で体感して改めて感じたのは「日本のeコマースの集まりは真面目すぎる」ということです。もしかすると、日本のeコマースという仕事のポジショニングや肩身の狭さもあるのかもしれません。Shopify Uniteの参加者と話をすると、皆さん「最先端のビジネスに携わっているんだ」という自負やeコマースの仕事に誇りを持っていることがひしひしと伝わりました。良い意味で「イケてる」感があったのが印象的です。

井澤(コマースメディア) 私は、2018年に参加したときよりも参加者の実直さが増したように感じました。eコマースの市場がそれだけ成熟したということかもしれません。日本でこうしたイベントに行くと、どうしてもツールベンダーや支援会社が多く集まりますが、Shopify Uniteにはきちんと日々「商売」と向き合っている人が集まっているなと感じました。会場での雑談からも、世界はもうみんなある程度eコマースで商売ができるところにまでたどり着いていて、使い倒す時期に入っているんだろうなと感じる機会が多かったです。

佐藤(non-standard world) ストア構築をするエージェンシーやアプリ開発パートナーもたくさんいましたが、ハンバーガーやタコスをつまみながら、参加者も登壇者もフラットにeコマースの話をしていて、多くの刺激を受けました。オーストラリアやシンガポール、日本、インド、台湾、アメリカ、トルコなど、さまざまな国の人と話をしましたが、「みんなeコマースやそれにかかわるものづくりが好きなんだろうな」と感じられ、非常に有意義な時間でしたね。

加藤(リワイア) Shopify Uniteはエンジニアリングやそれに対するサポートについての発表が多く、「Shopify自身がエンジニアの会社なのだな」と私は感じました。もちろん新しい機能など、パートナー全体に向けた発表もされていますが、「カスタマイズして何ができるか」といった拡張性についての展望もかなり深いところまで話していたのが印象的です。単なるパッケージのサービスを提供するのではなく、さまざまなeコマースの形に寄り添おうとしていることがうかがえました。

──海外の参加者と話をしたりセッションに参加する中で、日本との違いを感じる瞬間はありましたか?

河野 セッション内で、各国のマーチャントが使っているアプリ数の平均が6つと発表されていて、「そんなに少ないの?」と思いましたね。思わず周りにいる日本勢を探してしまいました(笑)。

加藤 海外はツールに合わせて組織体制や運用方法を変えますが、日本は組織体制にツールを合わせるベクトルに傾きがちなので、どうしてもアプリの数が増えてしまいますよね。きちんと調査はしていませんが、6つでは済まないと思います。

河野 ちなみに僕から皆さんにお聞きしたいのですが、「Checkout Extensibility」の発表により、チェックアウト画面のカスタマイズが可能となりましたよね。これに対して、どういった感想を持たれていますか?

 Checkout Extensibility:チェックアウト画面の安全かつ容易なカスタマイズを実現するShopifyの新機能。現時点ではShopify Plusのみに適用されるが、クロスセルのオファーやカスタムバナーの追加、入力項目の追加などが可能となる

佐藤(non-standard world) 個人的には「ついに来たか!」と思いましたね。「Shopify Editions(2022年6月に開催されたカンファレンス)」ですでに発表されていましたが、実際にどう動くのか具体的な話を聞くことができ、解像度が上がって良かったなと思います。

井澤 私もこの機能については非常に気になっていて、Office Hour(Shopify社員への質問コーナー)でより詳しい話を聞いてきました。処理速度が抜群に上がる点は、ものすごく良いですよね。Shopifyの処理速度はほかのカートと比べても抜群に速いですが、コマースメディアのクライアント様が大きなイベントを開催する際に、決済で詰まってしまうケースがこれまでに何度かありました。「こうした事態は改善されますか?」と質問したところ、「安心して」と言われたので、どう体験が向上するのかとても楽しみです。

 このほかにも、購入完了画面の前に入力項目の追加やクロスセルのオファーなどができる点は魅力的ですよね。現地で検証してみて、加藤さんと「これはすごい」と話していました。

加藤 今回のShopify Uniteで発表された主なアップデートは「Checkout Extensibility」「Content Platform」「Functions」の3つでしたが、これらは基本的にアプリで提供する形となっており、アプリ開発パートナーの視点から見ると安心感があるなと感じました。これまではLiquidを使ってテーマやスクリプトをカスタマイズしなければならず、メンテナンス性が下がる開発が多かった点が課題でしたが、アプリ化されれば導入が容易になる上、メンテナンス時にエラーが起きるといったことも回避できるようになるはずです。さまざまな方が救われるアップデートなので、この機能は広く使われていくのではないかと期待しています。

 Content Platform:ShopifyのCMS機能にて、メタフィールドのデータを横断的に管理・利用できるようになるアップデート

 Functions:Shopifyのバックエンドロジックを、ネイティブ機能としてカスタマイズできるアップデート

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この記事の著者

ECzine編集部 木原 静香(キハラシズカ)

ECに関する情報を、さまざまな切り口からお届けできればと思います。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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