三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、QUADRAC、小田原機器は、横浜市交通局、横浜銀行との共同実験として、「Visaのタッチ決済」を利用した運賃収受実証実験を、横浜市の市営バス一部路線で実施する。
この実証実験は、Visaのタッチ決済を利用できる機器を車内に設置し、ユーザーが持つタッチ決済に対応したカードによりバス運賃を収受するもの。Visaのタッチ決済による運賃収受は、首都圏を運行する路線バス(高速バスを除く)では初の試みとなる。
令和3年10月1日~令和4年9月30日(予定)、109系統特急(首都高速道路経由) の【朝】横浜駅前(東口14番のりば)→大黒税関正門前・C3バース(計9便)、【夕】スカイウォーク前・大黒海づり公園→横浜駅前(計8便)にて実施。
令和3年10月1日に新設される、109系統にリムジン型車両による特急便を首都高速道路を経由するルートで座席定員制(先着順・予約不可)とすることにより、速達性と快適性が向上。この109系統特急便は、交通系ICカード(PASMO/Suica等)、市営バス定期券、1日乗車券等での利用に加え、Visaのタッチ決済での利用が可能となる。なお、バス車内で現金の利用(運賃のお支払い・ICカードチャージ等)は不可。
「Visaのタッチ決済」は世界では、470以上の公共交通機関で導入され、約700のプロジェクトが進行中で、今後さらなる利用可能な都市の増加が期待されている。日本国内でも、コロナ禍で消費者の"非接触"に対する関心の高まりもあり、従来の交通系ICカードに加え、バスを利用する際の新たな非接触決済手段として、安心と利便性の向上が期待できる。