タカラ薬局が、フジテックスのクレジットカード決済機能を搭載した非対面式受け渡しロッカーシステム「スマートロッカー」を導入。9月より調剤薬局として初の運用を開始した。
コロナ禍でさまざまな非対面・非接触での荷物受取サービスが普及。調剤薬局ではオンライン診療も始まり、オンラインでの服薬指導も解禁され、非対面でも受け渡しが可能となった。
フジテックスは昨年秋より非対面受け渡し用のスマートロッカー取り扱いを開始。このたび、タカラ薬局 福大筑紫病院前にてクレジットカード決済機能を搭載した非対面式受け渡しロッカーを9月より運用開始した。同社によれば、薬の受け取りに決済機能付きロッカー導入は業界初となる。服薬指導後、スマートフォンにQRコードと暗証番号が通知。受取時は通知されたQRコードをロッカーにかざすか、暗証番号を入力することで薬を受け取ることができる。
非対面式受け渡しロッカーシステム「スマートロッカー」は、新たな顧客との接点構築や、ブロックチェーンを駆使した遠隔での非対面管理を可能にするサービス。小売店、クリーニング店や調剤薬局での商品受け取り、レンタカーサービスのカギの受け渡しや、預かりに利用できる。スマートロッカーを利用することで閉店後や開店前、スタッフがいない時間などでも、無人での受け渡しが可能になる。メイン基盤(基盤+ロッカー5~6個)でおおよそ80~100万円(製品基本料金搬送費など含む)程度。また、クラウド利用費として月額数千円費用が発生する。