リチカは、ギフトサイト「TANP」を運営するGraciaとECサイトにおける動画活用による販売促進効果について共同研究を開始した。同取り組みでは、リチカ クラウドスタジオにおける、ECサイトの画像・テキストから動画を自動生成する新機能を活用するという。
同取り組みの概要
ECサイトにおいて、サイト内のコンテンツを動画にするなど、コンテンツの“リッチ化”を実現する施策は、大手ECプラットフォームとの差別化・ユーザー体験の向上を実現する上で非常に重要だとされてきた。しかしながら、ECサイトは商品数も多く、工数、費用、時間などの面で、実際コンテンツの“リッチ化”に取り組むのが難しいという課題を抱えていた。
そこで同社は、ECサイトのページ上にある商品画像、テキストを活用し、自動で動画を生成する独自の新機能を開発。今回の共同研究では、同機能を用いて自動で動画を生成し、サイトに掲載することによる、コンバージョン率向上などの販売促進効果を検証する。
研究内容の詳細は、次のとおり。
ECの商品情報から動画を自動生成
リチカ クラウドスタジオで発行する特定のタグをECサイトに埋め込むことで、ページに掲載されている画像・テキストを自動取得。これらを元に自動で動画を生成する。サイト運営者側で必要な作業は、通常通り商品登録を行うだけなので、動画制作の工数がほぼかからない。
各ページへ完全自動反映
生成された動画は、その商品ページ上に自動で反映される。動画をウェブ上にアップロードする作業は不要。動画の生成からページ反映までが完全自動で完結する。
検証項目はコンバージョン率
今回の共同研究では、動画が埋め込まれたページのコンバージョン率を検証。動画のフォーマットや掲載置を調整しながら最適化を行い、売上最大化につなげる。
動画制作の工数は約98%削減可能
動画はシステムにより自動生成されるため、クリエイティブ制作にかかる工数は大幅な削減が見込まれる。クリエイターでない人が15秒の動画を制作する場合、1本制作するのに多くの時間がかかってしまう。同新機能を活用すれば、3分程度で動画の生成とアップロードを完了できるため、約98%程度の作業時間削減が見込める。