スペースエンジンが運営する卸仕入れサイト「orosy(オロシー)」は、出品商品に対して委託卸価格(委託掛率)の設定が可能になるアップデートを実施した。これにより同サイトで商品を卸販売するサプライヤーは、商品ごとに買取卸価格と委託卸価格(委託掛率)の設定が可能となる。
orosyは、D2C・オンラインブランドを中心とした各種商品のサプライヤー(製造元や保有元)と、高感度な商品の販売を希望する小売店舗が利用する卸仕入れサービス。これまで同サイト上では、卸販売する商品に対して、買取卸販売では自由な掛率設定、委託卸販売では一律70%の掛率設定で卸販売が可能だったが、新型コロナウイルスによる展示会や商談会の開催中止、店舗の仕入れ予算の削減などにより、リスクを抑えたオンラインでの委託(消化)仕入れニーズの高まりを受け、より多くのオンライン卸仕入機会を提供するために、同機能提供開始に至ったという。
同機能によるユーザーのメリットは、次のとおり。
バイヤー
委託で商品を仕入れることで、予算を抑えた新商材の仕入れ、オンラインで商品を仕入れる際のリスク除去を実現。
サプライヤー
委託で商品を販売することで、買取卸販売では開拓できなかった、これまで接点がなかった新規販路の獲得が可能に。同サイトでは許可した相手へのみに卸価格の開示が可能なため、卸価格の流出を防ぐことができる。