ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を展開する株式会社イーシーキューブは、親会社であるイルグルムとともに、信販業界大手であるオリエントコーポレーションと資本業務提携に向けた基本合意書を締結したことを発表した。同基本合意に基づき、2020年12月末までにオリコは、イルグルムより同社株式の10%を取得し、同社は、「EC-CUBE」のクラウド版である「ec-cube.co」を活用し、オリコ加盟店のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援していく。
同社は2006年にオープンソース版「EC-CUBE」をリリース。EC関連サービスなどのパートナーネットワークを通じて、中小企業から一部上場企業にいたるまで国内企業のEC進出を支援してきた。また、2019年2月にはクラウド版「ec-cube.co」をリリースし、これまでオープンソース版で利用することが難しかった企業も安心・容易にECサイトを始められる環境を提供している。
オリコは、2020年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営方針において「Innovation for Next Orico」を基本方針に掲げ、デジタルイノベーションの実践などにより“新時代のオリコ”に向けて取り組んでいる。
同資本業務提携を通じて、オリコは全国の加盟店に対して、「ec-cube.co」を紹介し、EC-CUBEのパートナーネットワークとともにオリコ加盟店のEC化、DX支援を目指すとのこと。