クックパッドは、生鮮食品ECプラットフォーム「クックパッドマート」において、商品の受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」を設置する小売事業者と連携して、日用品や飲料など生鮮食品以外の商品の取り扱いを開始した。
クックパッドマートは、地域の生産者や市場直送の食材を1品から送料無料で買い物ができる生鮮食品ECプラットフォーム。購入した商品は、出荷した当日に新鮮な状態のまま、地域に設置された生鮮宅配ボックス「マートステーション」へ配送される。
今回の連携により、対象店舗を受け取り場所に設定した利用者は、すでに取り扱っている生鮮食品に加えて各店舗が販売する日用品や飲料などをクックパッドマートアプリから購入できるように。また、各店舗から半径3km圏内への宅配サービス(有料)の利用も可能だという。
第1弾として、ツルハの運営する「ツルハドラッグ 柿の木坂店」「ツルハドラッグ 目黒中根店」「ツルハドラッグ 西糀谷店」、株式会社ココカラファインの運営する「ココカラファイン 中延店」にて連携を開始。連携する小売事業者と対象店舗は順次拡大を予定している。
⼩売事業者は、⽣鮮宅配ボックス「マートステーション」を店舗へ導⼊することで、システム開発や維持メンテナンス不要で、クックパッドマート利⽤者に向けた⾃社商品の販売が可能になる。これにより、仕⼊れや管理に⼤きなコストのかかる⽣鮮⾷品を取り扱う必要なく、⽣鮮⾷品とのあわせ買い提案が可能に。既存顧客に対して来店頻度の向上が見込めるという。店頭での商品受け取りに加えて、店舗から3km圏内への宅配サービスも提供することにより、商圏を広げることも可能とのこと。
また、アプリによる事前決済、レジ待ちのない商品受け取り、宅配サービスなど「新しい⽣活様式」に対応した買い物⼿段の提供により、混雑を避けて買い物したい人への利⽤促進も期待できる。