ONE COMPATH(ワン・コンパス)が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」は、Google社が提供する「Googleマイビジネス」と連携できるオプションメニューをトライアル価格にて販売開始した。Shufoo!にチラシなどの販促情報を掲載している流通小売、外食、サービスなどの企業は、Googleマイビジネスに、手軽に販促情報を掲載することができるようになる。
Googleマイビジネスは、店舗の住所や電話番号、営業時間などの情報を登録することで、Googleに表示される情報を管理できるサービス。Googleマップ上で見られるだけでなく、Googleで検索をすると検索結果にGoogleマップとともに表示される仕様になっており、近年、店舗販促における重要なサービスとして注目されている。また、基本的な情報以外に特典・クーポン、最新情報、イベントなど幅広い販促情報を発信できる、投稿可能なスペースが設けられている。
今回、Shufoo!に掲載しているチラシをGoogleマイビジネスに連携するメニューのトライアル販売を開始。これにより、Shufoo!にチラシを掲載している流通小売、外食、サービスなどの企業は、手軽にGoogleマイビジネスにも販促情報を連携することができる。
あわせて同社は今回、Shufoo!に掲載されているチラシを活用し企業に代わってチラシの投稿を行う、投稿代行業務を開始。企業は、Shufoo!にチラシを掲載するだけでGoogleマイビジネスに販促情報を掲載することが可能に。GoogleやGoogleマップ上で店舗情報を検索する幅広い生活者に鮮度と信頼性の高い販促情報を高い頻度で発信でき、潜在顧客や見込み顧客とのエンゲージメントを高めることが可能となる。
- トライアル季刊…トライアル終了時期は年度内を想定
- トライアル価格…1店舗1,000円(税別)より
- トライアル対象…Shufoo!にチラシ情報を掲載している流通小売業、外食・サービス企業など
実証実験について
株式会社オークワが展開するスーパー「オークワ」の6店舗を対象として、2020年8月9日から約1ヵ月間、Googleマイビジネスにチラシを掲載。週2回の掲載を4週にわたって行い、Googleマイビジネスを経由したチラシ情報閲覧率について検証した。なお、Googleマイビジネスでチラシ情報が表示されるのは、例えばGoogleやGoogleマップ上で「〇〇駅 スーパー」「近くの スーパー」と検索して表示される結果以外に、POI情報が地図上に表示される回数もカウントされる。
実証実験の結果、Googleマイビジネス情報の表示回数を母数として1~3%閲覧されたことがわかった。Google検索やGoogleマップを利用する幅広いユーザーに対して広く情報を届けた結果、一定数チラシ情報が閲覧されたことが判明し、Googleマイビジネスでのチラシ掲載の有効性が確認できたという。
- 実験期間:2020年8月9日~約1ヵ月
- 掲載頻度:週2回
- 対象企業:株式会社オークワが展開するスーパー「オークワ」の対象6店舗
同社は今後、Shufoo!とGoogleマイビジネスの連携メニューについて、2023年度までに3万店舗の導入を目指すとのこと。