システムインテグレータは、ECサイト構築パッケージの最新バージョン「SI Web Shopping V12.9」をリリースした。
同バージョンでは、ECサイト利用者の利便性向上と、ECサイト運営者に堅牢性の高いシステム基盤を提供することを目的に、決済サービスPayPayの標準対応と、バックサイト・CMSの脆弱性診断を実施した。
バージョンアップ詳細は、次のとおり。
決済サービスPayPay標準対応
ECサイト利用者の利便性向上とECサイト運営者の売上拡大を目的に、PayPay株式会社が提供する決済サービス「PayPay」と標準で連携。SI Web Shoppingの標準決済モジュールとして採用しているベリトランスの提供する総合決済ソリューション「ベリトランス4G」のQRコード決済サービスを通じて利用することが可能になる。
オフライン店舗でのキャッシュレスサービスとして利用者数が拡大しているPayPayをECサイトでの決済に利用できるようにすることで、ECサイト利用者にとってさらなる利便性の向上を図る。また、ECサイト運営者はPayPayの導入により、PayPayユーザーを潜在顧客として自社ECサイトへ誘導することが期待できるという。
バックサイト・CMSの脆弱性診断
SI Web Shoppingは、IPA(情報処理推進機構)が提唱する「安全なWebサイトの作り方」に準拠して構築。V12.9では、第三者機関のWebセキュリティ診断をバックサイトおよびCMSオプションに実施した。診断の結果、セキュリティリスクの高い脆弱性は検出されなったことから、安心・安全なECサイトの提供が可能であることを改めて証明できたとのこと。
セキュアなデジタル基盤を構築し提供することは、ユーザーの信頼を獲得するうえで欠かすことができない。同バージョンを採用することにより、EC事業者そしてECサイトを利用する消費者に対して、一層安心して買い物ができるECサイトを構築することができるという。