トレンドExpressは、2020年9月から、中国OMOサービス大手の美団点評が提供する生活サービスプラットフォーム「美団(読み:メイトゥアン)」「大衆点評(読み:ダーヂョンディェンピン)」と連携した独自プロモーションサービスの販売を開始する。
在日中国人向けオリジナルプロモーションサービス
- スマホアプリ「大衆点評」上で、バナー広告露出およびクーポン配布を実施
- 飲食店での商品サンプリングを実施
- 在日中国人のWeChatグループ内での発信を行い、人的ネットワークによる情報拡散を推進
中国・海南島旅行客向けプロモーションサービス
- 生活情報アプリ「美団」「大衆点評」で海南島のホテルや観光地情報を閲覧したユーザーに限定した広告を配信
- 海南島を旅行中のユーザーに絞り、「美団」「大衆点評」上での広告配信やクーポン配布を実施し、店舗へ誘客
- 海南島免税店の商品情報から商品の予約購入までを一気通貫する特設ページを制作し、 「美団」「大衆点評」上に掲載
新型コロナウイルスの影響でインバウンド消費市場の消失に伴う経済的ダメージについて各方面で報じられているが、中国からの訪日旅行者については、買い物消費の影響力の高さだけでなく、旅マエ・旅ナカ・旅アトでのSNS投稿などを通じて、中国本土の消費者に日本ブランド商品の情報を届ける“媒体人”としても重要な役割を担っていた。
渡航制限が続く現在、中国本土の消費者に流通する日本ブランド商品の情報量も減少している可能性が高く、それにより、経済・消費が持ち直し傾向にある中国において、日本ブランド商品のプレゼンスが諸外国のブランドに比べて下がってしまう懸念が出てきている。
一方でインバウンド消滅後も、日本在住の中国人からのSNS等を通じた日本情報の発信は日常的に行われており、その中には、中国本土の消費者への高い情報波及力をもったソーシャルバイヤー(代購)やKOC(Key Opinion Consumer)も含まれている。さらに、中国政府による離島免税優遇策の影響で、日本や韓国での免税品消費に代わる買い物スポットとして、中国・海南島の免税ショッピングが注目されている。
こうした状況をふまえ、トレンドExpressでは、中国最大級の生活情報プラットフォームを持つ企業「美団点評」と連携し、日本在住の中国人、および海南島観光客にむけた新たなプロモーションサービスを開発した。トレンドExpressは、在日中国人、海南島観光客への効果的な日本ブランド商品の情報訴求、SNS投稿や売上に寄与する仕掛けを提供することで、中国事業を展開する日本企業を支援する考え。