位置情報データ活用クラウド型プラットフォーム「Location AI Platform」を開発・提供するクロスロケーションズは、利用企業より要望が多かった2点の新機能を提供開始すると発表。
同製品は、AIが位置情報ビッグデータから消費者行動の分析・見える化を行ったうえで、エリアマーケティングの実施と効果測定を一気通貫で実行できるプラットフォーム製品。今回の新機能追加により、利用者は店舗などの分析地点を自由に登録し、クリックだけで瞬時に優良顧客の居住地判定や曜日時間帯ごとの性別・年代別の利用傾向などを把握できるようになる。
新たに追加される機能の詳細は下記のとおり。
1. 性別・年代別の曜日時間帯別エリア解析
毎月約45億レコード蓄積している位置情報ビッグデータを用い、消費者の行動傾向を性別・年代別、曜日時間帯別でAI解析し、分析することが可能になる。これにより、属性ごとの実勢商圏や競合シェア率、買い回り傾向などの行動傾向が把握でき、顧客データを保有しない店舗でも性別・年代別ターゲットのタッチポイントを理解したうえで最適なエリアを選択し、販売促進活動と効果測定を行えるようになる。
2. 分析地点登録機能
分析地点の登録機能を、CSVファイルアップロードに対応。これにより、同サービス利用者は分析したい店舗を自由に登録でき、いつでも解析結果を確認できるようになる。
同社は、上記ふたつの機能追加によりAI解析の速度を高速化し、さまざまな属性グループでの解析を素早く実行できるようにすることで、ユーザビリティの向上と解析頻度の増加を予測。また、商圏分析や競合比較などの市場調査・顧客分析をスピーディに実現可能とすることで、デジタル広告やポスティングなどマーケティング施策を速やかに実行できるとしている。