今回取り組む「EC」と「紙」を連携させた新たなCRMの第一弾は、カートに商品を入れても購入に至らない「カート離脱」した顧客への施策である。カート離脱に対してはメールでのリテンション施策が一般的だが、メール開封率の下落が進んでいることが実施の背景にある。
本施策では、ECサイトの顧客データとリアルタイムに連携し、最短24時間でパーソナライズされた紙のDMを発送する。
2017年9月末から2週間テスト運用したところ、メールだけを送った顧客に比べ、紙DMも発送した顧客の購入率が約20%向上した。本結果をうけ、2018年4月からの本格運用を目指す。