SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

PALとソラミツ、ブロックチェーン技術で物流在庫情報のリアルタイム管理へ

 PALとソラミツは、正確な在庫情報を取得し、日々の在庫情報を荷主等へ連携可能なブロックチェーンシステムの開発に取り組んでいる。

 システム構成は、「正確な在庫情報を自動で取得するシステム」「ブロックチェーンを活用しリアルタイムで在庫情報を連携するシステム構成」となっている。

 ブロックチェーンは、ソラミツが提供する「Hyperledger Iroha(いろは)」を活用している。

正確な在庫情報を自動で取得するシステム

 在庫情報の取得は、RFIDを用いた位置特定ソリューションを応用。高精度な位置特定を実現する先端通信技術を活用し、移動しながらRFIDタグのデータ読み取りが可能な仕組みとなっている。

 棚と荷物へICタグを貼り付け、AGVやドローンにリーダーを搭載して、自動運転中にタグを検出。そのデータを解析し、実在庫のデータを作成・特定する仕組みとなっており、ほぼ100の在庫精度が出ているとのこと。

ブロックチェーンを活用しリアルタイムで在庫情報を連携するシステム

 正確な在庫情報は、ブロックチェーンを活用し、荷主や3PL事業者へリアルタイムで連携可能に。また、在庫情報のみならず、出荷情報や、配送データ等もシームレスに連携される。

 物流センターにおける在庫管理は、日々大きく変動する在庫情報を正確に把握しきれていないのが実態。システム入力・処理間違い、又は、ヒューマンエラー等により、実際の在庫と、システム上の在庫データに食い違いが生じることが多々起きているとのこと。

 そのため、棚卸しを実施するたびに、在庫差異が明らかとなり、大手企業の場合、数億円規模の不良資産として損失を計上するケースや、また、在庫差異が生じたことで、販売機会ロスにつながったりしている。

 今後は、このたび開発に取り組むブロックチェーンの活用により、在庫情報をリアルタイムで特定・連携、また、新たな決済・資金調達手段の提供という発展を目指す。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/news/detail/4821 2017/07/10 11:15

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング