電通デジタルによると、SNSの中でもユーザーが実名制であるFacebookは、他のメディアに比べ精度の高いターゲティングが実現できるという利点がある一方で、同じ広告クリエイティブが何度も表示されることで、ユーザーに嫌がられるAd Fatigue(広告疲れ)が大きな問題となっているという。また、Facebook向けの動画広告で高いパフォーマンスを実現するには、短期間で多種類の広告クリエイティブを作成するクリエイターと、広告クリエイティブの入稿を省力化したり広告のパフォーマンスをトラッキングしたりするツールが必要となる。
今回の業務提携により、電通デジタルと電通は、Kaizen Platformのノウハウと同社が認定する動画広告クリエイターを活用できるようになり、同時に、広告パフォーマンスの最適化と広告効果の透明性を確保することが可能となる。
今回提供する「P動CA」は、こうした状況に対応するものであり、Facebook動画広告のクリエイティブ制作と運用を簡単・安価・スピーディーに改善し、広告のパフォーマンスを最大化するソリューションだという。具体的には、電通デジタルの「アドバンストクリエイティブセンター」(※1)が設定した訴求軸に基づき、Kaizen Platformの認定クリエイター(※2)に動画広告の制作や改善を依頼すると、短期間でさまざまな広告クリエイティブを制作し、配信する仕組みを構築できる。
また、掲載中の各広告のパフォーマンスを速やかに分析し、効果の下がってきた広告クリエイティブをローテーションさせ、パフォーマンスの向上に向けた対応を迅速に行うことができる。
※1:電通デジタル「アドバンストクリエイティブセンター」
データ・AIとクリエイティブの融合を目指し、2017年4月に新設された事業部。認知度や好意度を向上させるブランドリフト広告から、顧客獲得のためのダイレクトレスポンス広告(バナー/LP/オンライン動画/ソーシャル広告)までを統合的に設計・制作し、広告配信の成果に合わせて改善のためのPDCAを行っている。
※2:認定クリエイター
動画広告のクリエイティブ品質を管理するため、クリエイターの過去の制作実績を事前に評価し、一定の基準をパスしたクリエイターのみが認定されており、ハイレベルな広告クリエイティブの制作が可能になっています。