スポーツバイクメーカーのドゥカティ・モーター・ホールディングのレース部門であるドゥカティ・コルセは、アクセンチュアと協力し、IoTと人工知能関連技術をMotoGPのレーシングバイクのテストに活用している。
アクセンチュアが開発したソリューションにより、ドゥカティ・チームのエンジニアは、バイクに装着したIoTセンサーが集めたデータと既存のテストデータを活用し、バイクのパフォーマンスを多様なコンディションでシミュレーションおよび評価することが可能に。
また、アナリティクスや機械学習技術を活用することで、過去にトラック上で実施したテストのデータからレース結果をシミュレーションし、あらゆるレースでバイクのコンフィギュレーションを最適化できるようになっている。
ドゥカティ・チームは、これまで、レーストラックの約4,000セクターと30以上のレースシナリオを分析しており、本ソリューションをより幅広い領域で展開する計画。また、テストにおけるエンジン運転パラメータ、速度、回転数、タイヤ/ブレーキ温度などのデータを集めており、今後、MotoGPレースのプランニング、準備、テスト走行における活用を予定している。