プレイドは、同社のウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」と、シルバーエッグ・テクノロジーが提供するリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」の両サービスを活用し、日本最大級のF1層向けファッション通販サイト「FASHIONWALKER(ファッションウォーカー)」で実施したレコメンドによって、商品購入率約1.5倍、購入単価約1.4倍という効果が得られたと発表した。
アイジェント・レコメンダーは、サイト上の閲覧履歴や購買履歴などのユーザー⾏動をベースにシルバーエッグ社独自のアルゴリズムで、個別のユーザーが次に見たい、買いたいであろうものを予測して提示できるレコメンドサービス。
KARTEは、ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化することができ、個々の来訪者に合わせたメッセージ配信などを可能にするサービス。リアルタイム解析を実現したことにより、利用者がサイトから去ってしまう前に、必要な情報を適切なタイミングで自動的に提案することができる。
2016年2月から、両サービスが連携を開始したことで、レコメンドを表示するタイミングや出し方を自由に設定したり、利用者の特徴や状況に応じた「レコメンドの種類の出し分け」が可能になっていた。
今回、ファッション・コ・ラボが運営するFASHIONWALKERにおいて、アイジェント・レコメンダーとKARTEを活用したレコメンドの効果測定調査(プレイド社調べ:2016年9月1日〜9月30日)を実施したところ、レコメンドを実施しなかった場合と比較して、レコメンド実施時の商品購入率が148.7%、購入単価が137.5%という結果が得られたという。購入率だけでなく、購入単価も高くなっていることから、レコメンドがついで買いにも寄与したとした。