独立行政法人中小企業基盤整備機構は、臼田総合研究所株式会社、ソフトバンクと連携して、中小企業のIoT分野での事業活性化に向けた取り組みを新たに進めることを発表した。
IoT環境の充実と市場拡大が見込まれる中、中小企業のIoT市場参入と活用促進は、政府の「日本再興戦略2016」においても、わが国産業発展のための重要施策に位置づけられている。今回の連携は、中小機構が運営する中小企業と国内外企業のマッチングサイト「J-GoodTech(以降、ジェグテック)」において実現した、ソフトバンクと臼田総研のIoT分野におけるマッチング※を契機として、3社の協力のもと中小企業のIoT分野への新規参入やIoT活用を後押しすることを目的としている。
具体的には、国内の中小企業4,000社以上が登録するジェグテックを活用し、IoT関連の製品開発や生産現場における中小企業のIoTの活用について情報発信や情報交換を行い、IoT市場への新規参入やIoT活用により生産効率向上を目指す中小企業を支援していく。その最初の試みとして、臼田総研およびソフトバンクが連携して開発する製品・サービスなどについて情報発信を行い、ジェグテックに登録する中小企業の新規製品開発や、IoT活用について意欲や認知を高める機会を提供していく。
※ジェグテックは、優れた技術、製品、サービス等を有する日本の中小企業を、国内大手企業や海外企業につなぐマッチングサイト。同サイトの登録企業である臼田総合研究所は、ジャイロ(角速度)、加速度、気圧、温度など世界最高の17軸のセンサーを搭載したチップを開発、製造を行っている。