インコム・ジャパンは、中国・深セン市に本社を持つテンセント(騰訊控股有限会社)のグループ会社で、「WeChat Payment(微信支付)」決済サービスを提供するテンペイ(財付通)との業務提携契約を締結した。
WeChat Paymentは、中国で月間8億4,900万人以上のアクティブユーザーを誇るSNS「WeChat」のユーザー向け決済サービス。中国でのWeChat Paymentのトランザクション数は1日5億回以上で、中国人のモバイル決済手段のメインストリームの1つとなりつつある。
インコム・ジャパンは、アメリカに本社を置く世界最大手のPOSAカード流通業者の日本法人で、世界全体の売上は3.6兆円(2015年実績)。POSAカードの特許技術を複数有し、国内で約5万店の小売店に展開している。
同社は、これまでPOSレジで支払が完了した時点で対象のカードを有効化する「POSA技術」を活用し、国内50,000店舗以上のPOSレジシステムと接続している。このPOSA技術を応用することで、WeChat Payment決済をPOSレジにて対応可能となった。
これにより、専用端末の設置が不要となり、全店舗、全レジでWeChat Payment決済が可能となる。