ANAは、2016年11月7日(月)から、中国最大手のEC運営企業アリババ・グループが運営する旅行専用プラットフォーム「フリギー(Fliggy)」に、旗艦店(=公式店舗)を出店したことを発表した。
ANAによると、フリギーの決済手段は全て『アリペイ(Alipay)』で行われ、現在その会員数は約4.5億人。同社は、観光庁の統計において、中国からの訪日旅行者が2016年1月から9月までの累計で500万人を超えていることや、ANAの中国路線における中国人利用者の割合が約6割(期間:2016年4月~9月)となっていることなどから、中国人利用者へのサービス向上を図る。
ANAによると、これまで中国におけるANAの航空券は、自社のWEBサイトや旅行代理店が主な販売経路だったという。今回の"出店"は、日本の航空会社として初めて「フリギー(Fliggy、飞猪)」へ旗艦店となるとのこと。現在、ANAは日本から中国の10都市11空港に1日25便(20路線)を運航しており、今後も中国での展開が期待される。