総合インテリア販売の大塚家具では、2015年10月から、家具リユースのテストオペレーションを実施してきた。そこで得られた知見をもとに、今回、家具リユース事業を本格始動し、9月8日から、大塚家具全店で買取り・下取りキャンペーンを開始した。
大塚家具のリユースは、従来型のリユースとは異なり、アンティーク家具やヴィンテージ家具と同様、職人の高い技術で上質な家具の元来の価値を取り戻したり、技術とアイデアで価値を加えることで、その時々のニーズに合わせて生まれ変わらせ、新たなオーナーに適正価格で提供するスタイル。
提供する商品は、大塚家具で取り扱う通常販売家具同様の耐久性、安全性、倫理性など耐久消費財としての基準をクリアした、品質の高いものとなる。
家具のリユース市場は、欧米ではすでに確立されており、日本においても「良いものを使い継ぐ」本格的な循環型社会の実現に向けて、市場の確立が望まれる。大塚家具は、家具の価値を見極める力、価値を維持し高めるための専門的な知見と技術、職人や技術者、関連事業者のネットワークがある。専業店舗のオープンや、株式会社リバース・プロジェクトとの新たなアライアンスも発足。今後もリユース文化の定着に向けた協業や取り組みを推進する。