Facebookは8月30日、割引クーポンやプロモーションを利用者のモバイル機器上に簡単にシェアできるFacebookクーポンのアップデートを発表した。クーポンは広告として出稿する以外にも、Facebookページに投稿することができる。利用者はデバイスをまたいで、さらには店頭でもクーポンを利用できるようになった。
今回のアップデートによって、いくつかの新機能が追加された。「クーポンブックマーク」によって、取得したクーポンは自動的に保存され、いつでも確認できる。クーポンの設定に応じてオンラインまたは店頭でクーポンを利用可能だ。
また、利用者がいったん取得したクーポンを使いそびれることのないよう、Facebookはデバイスをまたいでリマインダを表示する。保存されたクーポンの有効期限が切れる直前にもリマインダは表示される。
オンラインでクーポンを利用する場合、提供企業のウェブサイトに移動し、そのままサイトを離れることなく、クーポンコードをコピーしたり、利用規約などの詳細にアクセスできるようになっている。店頭用クーポンを利用する場合は、モバイル機器の画面に表示したクーポン(バーコードまたはQRコード)を会計時に提示するだけだ。
現時点では、1つのFacebookクーポンにつき1つのクーポンコードまたはバーコードのみ使用できるようになっているが、特定の顧客層に限定して大幅値引きを提供したい、またはクーポンが広範囲にわたり配布されるのを防ぎたい場合もある。そのため、Facebookは現在、「個別クーポンコード」を開発中で、これによって個々の利用者に固有のコードをシームレスに提供できるようになる。