ドコモは、「ecコンシェル」をPKSHA Technologyと共同開発し、2015年7月からECサイトなどで試験的に導入してきた。その結果、購入率が20%、顧客単価が50%向上するなど一定の効果が得られたことから、法人向けサービスとして提供を開始した。
このサービスはクラウド技術を活用し、管理サイトで発行されるJavaScriptのコードをウェブサイトに埋め込むだけで、すぐにサイト上での販売促進施策を実施することができる。さらに人工知能により、サイト内のアクセスログや購買履歴などさまざまなデータの解析結果に基づき、自動でユーザーの行動に応じて販売促進施策を展開することが可能だ。
たとえば、ウェブサイト内を回遊しているユーザーに購入割引クーポンを配信したり、特定のページを何度も訪問しているユーザーに特定ブランドや商品のキャンペーンを自動で配信することで、費用を抑えて購入率の向上を図ることができる。また、実際に購入につながったユーザーの属性に似たユーザーに対しても、同様の案内を自動で行うことができる。
利用料金は以下のとおり。ドコモは、収集したデータを基に機械学習を用いることで、より高度な接客を人工知能によって実現できるように機能拡張するとしている。