Forbes Insightsと「Oracle Marketing Cloud」は共同で、全世界のブランドや代理店の幹部を対象に調査を行い、「The Age of Brand, Agency & Customer Collaboration: 4 Keys to Success in Translating Marketing Visions Into More Engaged Customers(「ブランド、代理店、顧客」三位一体の時代:顧客とのエンゲージメントを深めるための4つのヒント)」と題したレポートを発表した。
この調査は、北米、欧州、日本を含んだアジア太平洋、中南米における、幅広い業界・業種のブランドおよび代理店の幹部255名を対象に行われた。
ブランドと代理店の協業については、マーケティング幹部の約半数(48%)は、ブランドや代理店の役割の進化により、効果的な協業が難しくなっていると回答。また、回答者の3分の1以上(36%)が、ブランド/代理店と協力してマーケティング・ビジョンをもとにターゲットを絞ったクロスチャネルのプログラムを開発する際、あまり効果的に実施できていないと述べている。
特定の顧客に合わせたコンテンツを効果的に作成し、タイムリーに提供することができないという回答は38%。印象的で新しいマーケティング・プログラムを開発するために顧客データを最大限に活用できていないという回答者は81%にのぼる。現行のマーケティング技術に大変満足している関係者は19%にとどまった。
こうした課題の背景には、売上を拡大し、新規顧客を引き付けるという最も根本的なニーズがある。回答者の80%以上がこれらを、今後1年間におけるマーケティング・プログラムの戦略的目標の最優先事項に位置付けており、顧客ロイヤルティの強化(79%)とブランド認知度の向上(78%)も、今後1年間の重要な戦略的目標として挙げている。
回答者の60%がこうした目標を達成し、ブランド/代理店の役割の進化に起因する課題に対応するために、今後1年間はブランドと代理店との密接な協業関係がより重要になるとしている。ブランドと代理店の効果的な協業関係に最大の影響を及ぼす分野は何かという質問には、「顧客データ/分析を活用できること」という回答が第1位となった。
【調査概要】
このレポートのデータは、Forbes Insightsが2015年第4四半期に、幅広い業界・業種の幹部255名を対象に全世界で実施した調査に基づく。回答者の75%は、自社のブランディングに携わっており、12%は代理店、13%はマーケティングをサポートするITベンダーの役員。65%は最高責任者と同等、その他はバイスプレジデント/ディレクター以上の肩書きを有してている。回答者の49%は北米、24%は欧州、18%はアジア太平洋、9%は中南米を拠点としている。
「Oracle Marketing Cloud」は、オラクルのデジタル・マーケティング・ソリューション。
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