住友商事株の子会社である爽快ドラッグが、ペットフード・ペット用品の卸最大手エコートレーディングから、ココロ社の株式100パーセントを取得する契約を締結した。日本におけるペット関連用品の市場規模は6800億円前後(2014年、住友商事推計)。現在はホームセンターなど店頭での購入が中心だが、品揃えの豊富さと、フードや砂などの重い商品を玄関先まで届ける利便性を求め、インターネット通販で購入する率は年々増加している。
今回買収を発表したココロ社はペット関連用品を「快適ねこ生活」「快適いぬ生活」「快適ペット生活」「ペットランド(PETLAND)」などの複数のインターネット上で運営する店舗を通じて販売。ペット関連用品のインターネット通販大手の1社だ。爽快ドラッグがココロ社の全株式を取得した後、吸収合併を実施する予定だが、これらの店舗は継続して運営する。
爽快ドラッグはこの買収を通じてエコートレーディングとの業務提携を深め、より規模感のある仕入れを実現。サプライチェーンの最適化などコスト改善をはかりつつ、ペット関連用品の売上高を早期に100億円まで引き上げ(現在は爽快ドラッグとココロ社合算で50億円強)、ペット関連用品のインターネット通販市場において国内トッププレイヤーを目指す。