ヤフーは、ヤフオク!における「Yahoo!かんたん決済」の決済手数料を改定し、無料化すると発表した。同社の調査では、落札者が「Yahoo!かんたん決済」を利用しない一番の理由に「手数料の高さ」があり、手数料が無料の場合は、通常より落札する機会が増加する傾向が見られたという。これを踏まえて、2016年1月15日から、落札者が「Yahoo!かんたん決済」を利用して落札金額を支払う場合に発生する手数料を無料化する。
ただし、特定カテゴリ(中古車・新車、オートバイ車体、トラック車体、バス車体、不動産など)は、これまでと同様に「Yahoo!かんたん決済」の手数料が発生する。
これらの取り組みに伴い、出品したオークションが落札されたときに、出品者に対して請求される料金落札システム利用料「5.40%(税込)」を、個人ユーザーは「8.64%(税込)」に、ヤフオク!ストアは「7.56%(税込)」に改定する(一部カテゴリは除く)。
あわせて、現在「999円以下の落札価格」に対して請求される54円(税込)の落札システム利用料を、個人ユーザーは「624円以下の落札価格」に対して、ヤフオク!ストアは「714円以下の落札価格」に対して適用となるよう改定する(送料負担、カテゴリによって一部例外あり)。個人ユーザーは、2016年2月16日午前0時以降に終了したオークションから、ヤフオク!ストアは、2016年4月21日午前0時以降に終了したオークションから適用される。
ヤフーはこのほかにもさまざまな施策を展開。11月下旬から、Yahoo!プレミアム会員を対象に、落札者の場合は落札総額の最大10%をTポイントで付与、出品者の場合は落札された総額の最大3%をTポイントで進呈するキャンペーンを予定している。