T2は、三井物産サプライチェーン・ソリューションズ(以下「MSS」)、ザ・パックの協力のもと、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証を開始した。

T2による同実証は、外食チェーン向け配送を担ってサプライチェーン最適化を推進するMSSと、外食チェーン向け製品のサプライヤーであるザ・パックの協力を得て開始する。実施区間は、関東と関西を結ぶ高速道路の一部となっており、T2が開発したレベル2自動運転トラックを用いて、関東・関西にそれぞれ所在するMSSの物流拠点とザ・パックの工場間で貨物を輸送。物流業界のドライバー不足を見据えた取り組みで、2027年のレベル4運用開始を視野に入れ、自動運転による持続可能な物流オペレーションの実現性を検証するとしている。
実証概要
実施時期
2025年7月10日から開始し、計4回(往復)
実施場所
関東・関西間の高速道路上の一部区間
役割
- T2:全体マネジメント、実験用車両の提供
- ザ・パック:外食チェーン向け貨物の提供
- MSS:外食チェーン向け貨物の受け入れおよびサプライチェーンの管理
検証内容(レベル2相当/ドライバー同乗)
- 貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイム検証
- 想定したオペレーションパターンの有効性検証
T2は、今回の実証で得られた知見をもとに、両社との継続的な連携を検討している。