クリテオが発表した7つのトレンドのうち、事業者に関連する5つのトピックスは以下のとおり。
モバイル関連では、「トランザクションの50%をモバイルが占める」「アプリの目標がエンゲージメント」に。オムニチャネルについては、「ウェブルーミング、ショールーミングが売上に及ぼす影響が拡大」、広告出稿については、「クロスデバイスの複雑さが軽減」「フォーマット自動化が柔軟に」としています。
1. 日本はモバイル経由のECトランザクションが50%以上に
ECトランザクションのうちモバイルが占める割合は、2015年末までに50%を超える見込み。
2.クロスデバイスマーケティングが現実に
ユーザーマッチングの精度が高まることで、クロスデバイスに対応した広告の複雑さが軽減され、小売・流通企業は大幅な売上拡大を期待できるようになると予測。
3. 店舗販売型の小売・流通企業が、オンライン戦略への注力を強化
ウェブルーミング(オンラインで確認して実店舗で買う)とショールーミングが売上げに及ぼす影響が拡大し、店舗販売型の小売・流通企業が、オンライン戦略に大きく注力するようになる。特にウェブルーミングが勢いを増しつつあり、実店舗の売上げの少なくとも10%~15%はウェブルーミングによるものと考えられる。
4.モバイルアプリのフォーカスは、リエンゲージメントに移行
小売・流通企業の経営者および広告代理店の42%が、モバイルアプリ戦略の主な目標は「消費者とのエンゲージメント」であると回答していることから、大きな重点を置くようになる。
5. 広告フォーマットの自動化で柔軟性がさらに向上
多様な広告フォーマットに自動的に最適化できる技術によって、柔軟性が向上。レスポンシブデザインなどを用いたさらなる技術の進化によって、世界的に広告キャンペーンを拡大することが容易に。
7つのトレンド、さらに詳細が書かれた「Criteo eCommerce Industry Outlook 2015」(英語版)はこちら。