キリンビバレッジとキリングループロジスティクスは、三菱重工業が開発し、三菱ロジスネクストとともに提供する「自動ピッキングソリューション」を、神奈川県海老名市の物流拠点「海老名物流センター」に導入したと発表。
同ソリューションは、「ΣSynX(シグマシンクス)」を使って物流現場でのピッキング作業(段ボールをパレットに積み付ける作業)自動化・知能化し、無人フォークリフトや無人搬送車、ピッキングロボットと連携させることで効率化を図るもの。従来のコンベヤーなどの固定設備が不要で、倉庫のレイアウト変更や拡張などに対する汎用性を高めているほか、重量のある段ボールのピッキングやフォークリフト搬送の自動化、作業者の他業務への再配置ができることから、物流センター全体の作業環境の改善と人手不足解消、待機車両時間の短縮にも期待ができるという。
海老名物流センターでは、2024年12月より稼働を開始し、2025年1月より段階的に設備による出荷量を拡大していく予定とのこと。